ジャノメミシン米沢店

Yahoo!ブログから引っ越して来ました。

買ってはいけないミシン

2011-08-31 22:15:12 | 日記
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ネットショップで『ミシン』を検索するとゾロゾロと出て来るジャノメのsewD'L ite (ソーデライト)JA525 もとんでも無いミシンですが、最近テレビショッピングで売ってる紅白のJANOMEのキティーミシンも、ペイント以外は中身は同じジャノメのsewD'L ite (ソーデライト)JA525です。

JANOMEの看板を上げて仕事している身としてはお恥ずかしい限りで、早急に製造販売を中止していただきたいと思うのですが・・・



JANOMEの粗悪なソーデライトの、さらに上いく粗悪ミシンがこれです。

内釜がズレて動かなくなったという事で修理に持ち込まれましたが・・・
固定しているネジを外して内釜をセットし直して、直ったと言えば直ったのですが、試縫いしている間にどんどん不具合が出てきます。

糸調節は狂う、針と釜のタイミングは試縫いの間にどんどん狂って来ます。


子供に、おもちゃとして買ってあげる方も多いと思いますが、こんな粗悪なミシンでも針は普通のミシンと同じ金属の針を使いますから、おもちゃとしてはとっても危険です。

ミシンのプロである私でも、50センチと綺麗に、試し縫いさえすることが出来ません。

本社はじめ、ミシン製造メーカーの皆様方にお願いします。

「売れればいいや。」の安い粗悪ミシンの製造販売をやめましょうよ。

親、大人の考えとして、「子供に使わせるのだから、安いミシンで良いや・・・」って思うのは当たり前ですから、こういうミシンが売れるのでしょうが、子供には危険だし、お裁縫やミシンに興味を持った子供が、最初に触れたミシンがこんなミシンだったら、その子は将来、裁縫もミシンも大嫌いに成ってしまいます。

・・・って事は、今の子供たちが大人に成った時にはミシンを買う人がいなく成るって事ですよ。

今のこの手のミシンの価格で、大赤字でも何十年後の先行投資で、ちゃんとしたミシンを売るか?

安かろう悪かろうの粗悪ミシンの製造販売を一切やめて、ちゃんとしたミシンを適正価格で売るか?

どっちにしろ、こんなインチキミシンは早く無く成って欲しいと思います。




ミシンの脚

2011-08-24 10:15:09 | 日記
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ミシンを踏む、カタカタ、カタカタと言う音は、昭和の音の一つでしょうか?

我が家にはミシンは無かったですが、母の実家のミシンの音・・・カタカタ、カタカタ、懐かしかったですな。

音を懐かしむだけなら良いのですが、子供ですからミシンもおもちゃに成ってしまう。
カタカタどころかビュンビュン踏んで、従兄弟とどっちが早く回せるか競争してた。

そして伯母にはこっぴどく怒られましたっけなー。




国内ではもう手に入らない足踏みミシン。

勿体無いなと思いつつも、処分を頼まれれば処分いたします。
木製のテーブル部分は焼却施設へ・・・

脚の金属部分は廃品回収業者へ・・・

極力修理しますし、下取ったミシンも、直せるものは直して安いミシンが欲しいって方に販売しますし・・・

廃棄ミシンが少ないので、ミシン専門の回収業者さん、中々うちには来てくれないんだよな~


ジャノメ マイロック3

2011-08-10 18:53:31 | JANOME
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年式は今手元に資料が無いので解らないのですが、見た目よりかなり古いジャノメのロックミシンです。

フットコントローラーが今は新品での供給が無い。

国産初のコンピューターミシン ジャノメ メモリア5001と共通ですから、どれだけ古いかってとこですな。

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ロックカッターの刃が刃こぼれして、布が綺麗に切れませんでしたので、取り外してディスクグラインダーで研磨いたしました。


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刃を取り付けて試し縫いをしますと、布は綺麗に切れますが、ところどころ目飛びしてしまう。

ロックミシンの目飛びの場合、針がダメで目飛びすることも多いので、針を新しいのに変えて見ましたが、それでも目飛びが出てしまっていました。

後は、上・下ルーパーと針のタイミングの狂いですな。


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サービスマニュアルが有りますので、各項目ごとに調整していきますが、ミリ単位の調整が必要で、専用のゲージが有れば良いのですが無いので、物差しを3センチくらいに切ったものを当ててゲージ代わりに使います。


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滅多にやらない修理なので、中々ピタッと合いませんでしたが、最後にはタイミングがバッチリと合ったようです。


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目飛びはもちろん無く、途中で異音がすることも有りません。

後は外装パーツを外して縫い埃を取って綺麗に磨けば完璧です。

また一台、古いミシンが蘇りました。


蔵王権現

2011-08-08 13:58:37 | 日記
先週までチラシのポスティングに米沢市の関根地区を歩いておりました。


半世紀近く米沢に住んでいますが、今までに歩いた事がない場所も沢山あるものですね。


関根の中心地の東側、水窪ダムから流れる羽黒川を挟んだ三沢を歩いてきました。



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手前の道路はよく通りますが、集落の奥まで足を運んだのは初めてでした。


集落ごとに、山の神様が祀られているところは沢山有りますが、ここは珍しく蔵王権現が祀られております。


蔵王権現がどういうものか、私は良く知りませんが・・・⇒蔵王権現


何故ここに祀られているか?の縦看板も無かったので知る由もありません。





本堂の裏にも道があって手摺も作られていたので、何かあるのだろうか?と上ってみましたが、程なく行き止まりに成りました。


裏の護山の管理用の道なのかも知れません。


同じ米沢の田舎育ちの私ですが、何かここの風景は良いですね。


どこか懐かしく、心にしみる感じが致しました。



ブラザー SOREIL

2011-08-03 19:18:49 | brother
遠方のお客様が「来県のついでに・・・」と修理に持って来て下さいました。

お客様のミシンはブラザーSOREIL フルサイズの実用コンピューターミシンです。

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写真は整備後で綺麗に磨き上げた後のものです。

分解掃除して、汚れと中に溜まった縫い埃を取って欲しい事と、スタートストップや、返し針等の手元スイッチが時々効かなくなるって事の修理の依頼でした。

分解する前に一通り点検すると、ボタンホールの切り替えセンサーのスイッチにも異常が有りました。

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この時代のブラザーのミシンには多い故障で、しゃべるミシンの場合、BH(ボタンホール)レバーを上げていても、下がっているとミシンが認識して「青いレバーを上げてください。」としゃべり続けて使えないって事が多いのですが、このミシンの場合は逆で、ボタンホールを縫うためにBHレバーを下げても、ミシンが認識しなくて「ピピッ!」とエラー音がして縫えない症状が有りました。
でも、そのエラーはスイッチ接点を掃除して磨いてあげることで解消いたしました。

さて、ミシンの分解掃除。
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長年大切に使われた証しの縫い埃が沢山たまっていました。

他社製のミシンはサービスマニュアルが無いので、外装パーツを外すのが一番緊張いたします。

でも、このミシンは意外とすんなり前カバーが外れてくれました。
一か所ビスが緩んでいたのは、お客さんが自力で修理しようとしたときの絞め忘れでしょうか?

埃を隅々まで吹き飛ばして払い落として、可動部分各部に注油いたします。

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そして問題の手元スイッチ基板ですが・・・

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基板のマイクロスイッチの中に埃が入り込んで上手く動作しない事も有りますので、洗浄して見たところエラーは殆ど出なく成ったのですが、ブラザーに問い合わせたところ、メインの基板はもう在庫が無くて取り寄せ不可能ですが手元スイッチの基板はまだ在庫が有ると言う事でしたので、今のうちに交換しちゃう事にしました。


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後は組み上げてピッカピカに磨き上げて完成です。

整備が終わってもすぐにお客様にお渡しすることは無く、数日間動作の確認をしてから異常のない事を確認してお客様にお渡しいたします。

今回は遠方のお客様だった為、宅配便で送らせて頂いたのですが、輸送中の事故でしょうか?
糸巻き機が曲がってしまうと言うトラブルが有りました。

着払いで送り返して頂いて、再修理してお送りいたしました。

現在は異常も無く順調にお使いいただいているようです。