久々にジグザグ縫いを使ったら何だかおかしく成っちゃったってことで修理依頼を頂きました。
ずっと直線縫いしか使ってなかったので機構の油が固まってしまったようです。
普通に縫っているのに返し縫の動きに成ったり布が進まなかったり・・・
がっちりと返し縫が固まってたり、ジグザグ機構が固まってたりってのは良くありますが、このミシンは送りも返し縫も模様切り替えも、何だかゆるくですが全部が固まってました。
注油しながら一つづつ緩めていきますが、とりあえず模様切り替え機構を・・・
これが電子ミシンのカムです。
このカムが回ってそこを針を左右に動かす機構とか布送りの機構がなぞってミシンの動きを出しています。
カムの数だけ色んな縫い目が出せます。
コンピューターミシンにはこのカムが無くて、プログラムとステッピングモーターで針と送りの動きで模様を作ってます。
仕組み的にはコンピューターミシンより難しい機構かも?
少しづつ固まった機構に注油して緩めて正常に動くようになりましたが、今時期は寒いので明日になるとまた油が固まって正常に動かなくなることが有るので、あと何日か様子を見ながら調整いたします。
儀祖母のJUKIのコンピューターミシンを「使っていいよ。」と言われているそうですが、嫁入り道後のこのミシンをやっぱり使いたいんだそうです。
大丈夫です。
JUKIのコンピューターよりきれいに縫えるように成りますよ。