ジャノメミシン米沢店

Yahoo!ブログから引っ越して来ました。

エルナロータスSP その2

2018-04-27 14:13:53 | その他ミシン
先日のエルナロータスSPですが、お客様の所でも部品は見つからず、ミシンの内部ももう一度確認しましたが入っていませんでした。


でも、何とか直せないか?と考えダメもとでやってみました。


要は内釜の糸調節板を抑えるバネが無いだけですから、廃棄するほかのミシンの内釜からバネ板を外しました。

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これを大体の感で短く切りまして・・・


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あとはヤスリで削って微調整して・・・


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無くなった部品の代わりに咬ませてみました。


バネ板の反り具合で糸調節の強さを調節しました。


固ければ下糸がつってしまいますし、緩いと咬ませた意味がないので調整は微妙です。






試し縫いしてみますと・・・

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表はバッチリ縫えてます。


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裏もバッチリ!!!


実際に使う時には上糸調節ダイヤルの調整だけで使えると思います。



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ついでですので他もバラシて注油しました。

中がどうなっているのか?興味も有りましたので・・・

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嘘みたいにシンプルな構造です。

モーターも内部むき出し!

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はずみ車に直接モーターのゴムプーリーを押し付けて動かしているのですな。

ゴムが劣化したら動かなくなるかも?


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エルナロータスSP
面白いミシンで、面白い修理をさせていただきました。










エルナロータスSP

2018-04-20 15:29:36 | その他ミシン
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ブログを見ていただいた東京のお客様から郵送で修理依頼を頂きました。


2年ほど前に、別のお客様宅で見たものと同型のミシンですが、その時は見ただけで分解とかしていませんので、ちょっとおっかなびっくりです。


釜の辺りから「カチャン。」と音がしてネジが外れたということでしたが・・・



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国内メーカーのミシンには無い、金属の内釜です。

手前のマイナスネジの所の部品がプラプラと動いていました。

見た目は違うけど国内メーカーの樹脂の内釜と構造は一緒ですから、見てたら解って来ました。
これじゃ下糸の調子が出ません。

元はどうなっていたのだろう?とネット検索してみたらありました。

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(※写真はネットからお借りしてます。)



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矢印のバネの役割をする部品がこの内釜に付いていませんでした。


カチャンと音がしたときに外れてどこかに飛んでしまったのか?


国内メーカーのミシンなら内釜丸ごと交換すればいいのですが、さてどうしたもんじゃろの~?

シェーネⅡ5350

2018-04-15 18:26:17 | JANOME
ご近所で内職にミシンを使っておられるお客様から「E-1エラーで動かない。」って電話が入りました。

E-1エラーは大体の場合ヒューズ切れです。


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ヒューズ交換と言うと簡単な修理と思われそうですが、ここまで分解しないと交換できません。


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テスターで確認しましたが、やっぱり矢印の3.15Aのヒューズが切れておりました。



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交換して仮組して動作を確認しました。

内職でほぼ毎日長時間使っておられますから、縫いゴミが半端なく溜まっておりました。

もしかしたらこのゴミが負荷に成ってヒューズ切れしたのかも?
ついでですのでゴミをきれいにエアで飛ばして各部にも注油してきれいに磨いてお届けしました。

大体、一回はヒューズ切れが起きるモデルですが、一回交換するとヒューズ切れし難くなりますから、これでまた長く使っていただけると思います。