1996年発売のジャノメパルナス4400。
デザインからして直営店ではプレール810って名前で売られていたのと同型ですかな?
針が折れて釜の中に落ちて変な音がするって修理依頼でしたが、聞けば返し縫も出来ないし縫い目の粗さも調節できないと・・・
そっちの方が重問題。
買ったところで診てもらったけど直らなかったからと・・・
でも、これは直らない故障じゃ無い。
この時代のジャノメのミシンには良く有るトラブル。
作りはしっかりした良いミシンなのですが、油ですかな?
年数が経つと固く成って動きが悪く成る様です。
返し縫が出来ない。あるいは返し縫っぱなしで正転しない時は矢印の所の、送り変換器の動きが、油が切れか、油が固まって起こります。
軽症の場合はここに注油して何度か動かしてやれば直りますが、これは重症でした。
不具合のままずっと置いといたから、かなり固く固まっていたようです。
動かないわけでは無いけど、古く成った油のわずかな粘り気が邪魔して動きが悪い。
洗浄液掛けても潤滑剤掛けてもダメなのでバラシて粘りを取るしかない。
E環外してバラシました。
実はここをバラスのは私は初めてでちょっと緊張しました。
組み立て直して無事スムーズに動くように成り、もちろん返し縫も縫い目の荒さ調整も出来るようになりました。