ジャノメミシン米沢店

Yahoo!ブログから引っ越して来ました。

ブラザーfairline

2013-02-28 21:05:02 | brother
今年の大雪は尋常じゃありません。


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店先に降った雪を、お向かいさんの畑に入れさせていただいていますが、営業車の屋根よりはるかに高く、写真撮ってる足の下全部雪です。

毎日毎日雪かきに追われ、中々ミシン屋の仕事もままならない二月でした。

昨年、お嫁さんのミシンを整備させて頂いたお客様の、お義母様のミシンの整備をやらせていただきました。


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ジャノメのマリーナ7とかと同時期のブラザーの家庭用直線専用ミシンです。
糸調子が悪く、動きも良くないと言う事で、分解掃除と全体的に注油させていただきました。


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古いミシンを整備させて頂くとこの部品の取り付けを間違っているのに良く出会います。

糸巻きをするときに、はずみ車をフリーにするための部品の一つですが、薄いけど、内側のでっぱりの向きで裏表が有ります。


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取り付けにくいのと先入観ででっぱりを内側に取り付けてしまいがちですが、でっぱりを外側にするのが正しい取付方です。

反対に取り付けられていたとしたら、お客様が自分でばらして再取付したか、良くミシンの事が解っていないミシン屋がいじった証拠です。

もっとも裏返しに付いてても、大きな不具合は無いですが・・・


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上糸調節の不具合は何度もバラシテ0点調整をしてみましたが、経年劣化で中のコイルスプリングが硬化してて、本来なら3~5、丁度良いのが4で合う様にしたいのですが、1辺りのテンションを0にしても3にメモリを合わせると上糸が強すぎる状態に成ってしまいます。

繊細な糸調節が必要に成るような縫物はしないって事でしたので、状態をお客様にご説明申し上げ、上糸調節は2で使っていただくことに成りました。





スーパーセシオPC 9600

2013-02-09 09:19:05 | JANOME
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スーパーセシオPCはジャノメのミシンの中では私はお気に入りの方の機種なのですが、廃版に成ってしまいました。

これは支店から引き継いだ展示用のミシンですが、先日動かしてみた時に上糸切れのセンサーが働いていない事に気が付きましたので、分解修理することにしました。

外は吹雪でポスティングにも歩けませんので、これも勉強、スキルアップの為です。


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天板を外して、前カバーはビス5本で止まってます。

見えないところにフック止めとか無いので、他のミシンより整備性は良いかもしれません。


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前カバー裏に貼られたメイン基板。

湯名人のより大きくて、接続コネクタもこっちの方が多いか?


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上糸切れセンサーの前に、はずみ車部分に糸絡みしているのを発見。
展示会で刺繍している時にでも吸い込んでしまったのだろうか?

かなりがっちりと絡みついてて、全部取るのに四苦八苦しました。


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これが上糸切れを検知するセンサーですが、センサー自体は壊れていません。


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センサーのスイッチの所の緩衝材が変形しててスイッチが上手く動けなく成っていたのが原因でした。

生憎交換パーツは無かったので指先で整形し直して再取付。

開けたついでですので中の埃を吹き飛ばし、可動部分に注油もしました。


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組み立て直して動作確認。

ちゃんと上糸切れセンサーが働くように成りました。