先月中頃、「お風呂が温まらね~。」と一人暮らしのばあちゃんからSOSが・・・
ここは屋外取り付けの省エネタイプの湯名人のお客様。
http://www.janome.co.jp/chokuei/home/images/ene_cl_big.jpg
見れば『55-36』と『99-何だっけ?』ってエラーが出て湯名人が止まってる。
外に出て雪の山を乗り越えて、電源のブレーカーを落としてリセット・・・
中に戻って再度電源を入れ直しますが、動く気配が無い。
暫らくしたらまた『55-36』で止まっちゃう。
外に出たり戻ったりを何度か繰り返しましたが動かない。
修理するにも雪の山が邪魔で修理できない・・・
そもそも何で壊れたか?
ばあちゃんの話を聞いたら「電気代がもったいないから止めていた・・・」って
「それじゃ!」
止めてたから2月の寒さで本体の中が凍ってしまったのだ。
以前にも「汚れが取れない・・・」ってこのばあちゃんから電話があったけど、ろ過材の汚れが原因か?色々考えたけど解らなくて、よくよく話を聞いてみると「風呂に入る時だけ電源入れて普段は切ってる。」って・・・それじゃ循環しないから汚れが取れないのも当たり前。
「止めたらダメだよ。」って何度か教えたんだけど、ご高齢の方だから忘れちゃうんだよね。
大分暖かくなったので、そろそろ凍結も溶けたか?と行ってみました。
ブレーカーを落として再起動したら「ウィーンウイーン」とバルブが動く音がして、「ゴボゴボチョロチョロ~」と排水が流れる音がしました。
風呂場に戻って運転したら水が動くのが見えて、動き出しました。
動いたけど、水流が弱い気がしたので湯名人の吸排水口開けてみたらかなり汚れが溜まってました。
綺麗に掃除したら水流も強くなって、これで大丈夫だな。
「凍っただけで、本当に壊れたんじゃなくて良かったな~。」って言ったら、「ハイ、私お風呂大好きだからよ~。」って。
若い時は何ともなく普通にやってた事がお歳召されると、出来なくなること、解らなくなることが増えてくる。
湯名人は毎日使うものだから、吸込口のフィルターを毎日洗うくらいのメンテナンスはお客様自らやってもらう必要がある。
ろ過材交換とか、CLパック交換のランプが点いた時には連絡下さいって言っても忘れちゃう。
便利なものだけど、一人暮らしの高齢の方に使ってもらうのはだんだん難しく成っちゃうんだよなー