「皮を縫いたいのだけど上手くいかない。」とミシン持ち込みで相談を受けました。
レザー押さえやレザー針に付け替えて、糸も20番の太い糸が・・・
このミシンで皮を縫うのは無理だと思います。
そうお伝えしました。
ついでに点検させていただきましたが、布送りを最大にしても縫い目があまり粗く成りません。
縫い目を細かく、ボタンホール縫いに合わせると布が全く進みません。
皮縫いで無理が掛かって送りレベルが狂ったのだと思われます。
矢印の所に調整ネジが有るのですが中々上手く行きません。
縫い目の粗さ調整の時は紙を当てて、紙に開く穴の間隔を見て調節していきます。
何とか粗さは調整できましたが、返し縫したときに上手くいきません。
正常であれば、前進と返しで同じ所に針穴が開くはずですが、返しの時は目が細かく成ってしまいます。
色々調整してみましたが、完全に直すことは出来ませんでした。
中古ですが、工業用ミシンの購入を決めて頂きましたので良いのですが、何とか完璧に直したかったな~。