今月になって,知識社会,ナレッジマネジメント,情報共有等についてちょっと勉強しなおしてみようと思った.Amazon.co.jp やマーケットプレースで何冊かみつくろって購入した.
先週は,その中から,たまたま, 田坂広志 先生 の著作2冊を読んだ.
筆者の田坂先生は, 多摩大学大学院 の教授で会起業家論を講じ, シンクタンク・ソフィアバンク 代表でもある.また,様々な会社の社外取締役や顧問も務めている.
Amazon.co.jp で検索すると著作の数は,1996年からの9年間で38冊もある.単純に平均すると年に4冊以上執筆していることになる.38冊すべてを読んだわけではないが,ものによっては,言い回しがややクドいと感じる場合もあように思う.しかし,どの本にも共通する特徴は,平易なことばで記述されていることだろう.
知識社会についてのまとめの中で,「言霊」(こどだま)や,Linux等のオープンソースソフトウェアの哲学の骨子の一つである「コピーレフト」(Copyleft)を持ち出すあたりは,さすがというべきだろう.
情報共有についてまえがきの中で,情報共有が進まない理由として「情報の囲い込み」があげられていた.さらに自身が客員研究員をしていたバテル研究所での経験をふまえて「知恵の出し惜しみをしない」ことの重要性をあげていた.まとめの中では,電子メールや電子掲示板をうまく活用した「共鳴場」の形成とそれによる「こころの生態系」のマネジメントを説く.
どちらも新しい本ではないが,知識社会,ナレッジマネジメント,情報共有などに興味のある方に広くオススメできる.
先週は,その中から,たまたま, 田坂広志 先生 の著作2冊を読んだ.
筆者の田坂先生は, 多摩大学大学院 の教授で会起業家論を講じ, シンクタンク・ソフィアバンク 代表でもある.また,様々な会社の社外取締役や顧問も務めている.
Amazon.co.jp で検索すると著作の数は,1996年からの9年間で38冊もある.単純に平均すると年に4冊以上執筆していることになる.38冊すべてを読んだわけではないが,ものによっては,言い回しがややクドいと感じる場合もあように思う.しかし,どの本にも共通する特徴は,平易なことばで記述されていることだろう.
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情報共有についてまえがきの中で,情報共有が進まない理由として「情報の囲い込み」があげられていた.さらに自身が客員研究員をしていたバテル研究所での経験をふまえて「知恵の出し惜しみをしない」ことの重要性をあげていた.まとめの中では,電子メールや電子掲示板をうまく活用した「共鳴場」の形成とそれによる「こころの生態系」のマネジメントを説く.
どちらも新しい本ではないが,知識社会,ナレッジマネジメント,情報共有などに興味のある方に広くオススメできる.