早いもので祖母が亡くなって１２年経ちました。
そういえば…
子供のころ、おこづかいが少なくなると
「おばあちゃん。肩たたいてあげる」と申し出ては
ごほうび(１０円～３０円)をもらっていました。 催促ともいう
ある日、おつかいと肩たたきのごほうびだと、
大金１００円
をもらったことがありました。
それはもう嬉しくて嬉しくて、近所の本屋さん
に走り
月刊マーガレットだったか週刊マーガレットだったか
忘れてしまったけど即行で購入。
その号には、確かわたなべまさこさんの漫画が載っていて
(金髪の艶って、こんなふうに描けばいいんだ～)と感動した私は
それを真似てひたすら金髪を描く練習をしたっけ…
おっと今日も話が横道それていく
…そう。何かあると最後の逃げ道的存在だった祖母は
造花制作と山の畑の手入れが趣味でした。
読書している姿は見たことがありません。
ただの一度も目にしなかったので
本など読まないものと思いこんでいたのですが、
８５歳で亡くなる何日か前に
「これ、もう読んだからあげるわ」と言って私の手に乗せてくれたのが
西村京太郎の文庫本
でした。
もうびっっっっっくり
です。
先日、父に教えてあげたら
「考えられん」「信じられん
」を連発していました。
人間、誰しも秘密があるものです。