ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

葛飾ってどこのこと?

2020-05-20 19:06:56 | よかんべ古河
葛飾ってどこ?…??それは、東京の下町でしょ?今ではそんな感じ。
映画好きには、寅さんの葛飾柴又、帝釈天。
漫画好きには、両さんの葛飾区亀有公園前派出所。
東京都葛飾区ということでイメージは決まっています。

でも昔からそうだったのでしょうか?当の東京都葛飾区のHPに面白い地図が紹介されています。

葛飾は、今の東京である武蔵国ではなく、元々は千葉にあたる下総国だったということ。
しかも今の葛飾区よりはるかに広い…南北は70~80kmはありそうです。

江戸時代に、葛飾郡内で武蔵国、下総国の境界が変更になり東西に分割、北の方では一部が葛飾郡から猿島郡に編入。
残った葛飾郡も明治の廃藩置県で東京、埼玉、千葉に細分化されてしまうのです。
現在、みんなが感じる葛飾は、東京都葛飾区ですが、
埼玉県には春日部あたりに北葛飾郡があり、千葉県柏市や野田市は東葛地区と総称されます。

私の住む古河市と隣接する五霞町は、葛飾郡から猿島郡に編入されたエリアです。
なので、わたくしの住む古河市は常陸国だった茨城県とは文化圏が異なり、茨城県内では異端のエリアなのです。
そんなことを考えながら、仕事を16時過ぎに切り上げて散歩に出ました。
先週は30℃前後と5月としては異常に暑い日が続いたのですが、今日は最高気温が14.4℃と肌寒いくらい。
でもどんどん歩くにはこれくらいが心地よい…。

近くの小学校の体育倉庫?裏の茂みに謎の動物。

色は剥げているがキリンかいな?雑草に覆われ、小学生が遊ぶことは絶対になさそう。
小学校から10分ほど歩けば、工具専門店ですが、

マスク50枚1,980円。先週、近くの眼鏡屋では50枚3,300円だったので、古河でもマスクの値崩れが進んでいるようです。

その工具専門店からさらに歩いて5分、小さな神社が。

鳥居に「香取宮」の額が。古河あたりを歩いていると、やたらと香取神社、香取宮があります。
おそらく「香取神宮」の末社が集落ごとにあったのでしょう。
もちろん香取神宮は下総国香取郡に坐す、旧官幣大社の下総国一宮です。
常陸国一宮は鹿島神宮なので、古河市がもともとは常陸国ではなく下総国だったことがこのことからもわかります。
古くは下総国葛飾郡であり、その後、下総国猿島郡に。
廃藩置県後では千葉県に組み込まれることなく県境が旧国境から変更され、茨城県に編入されるのです。

葛飾郡マップから、クドカンよろしく長いネタフリを回収しましたよ!

さて、涼しかったので結構歩いて、東海道五十三次は、東海道から身延山への分岐点、興津宿を過ぎました。

今でも国道1号線と、身延を抜けて甲府盆地に至る国道52号線の分岐点です。
興津宿を過ぎれば、間もなく江尻宿。その昔は次郎長親分、今はちびまる子ちゃんの清水です。

昨日はほとんど歩けませんでしたが、今日は10,000強歩きました。


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