ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

「鰊御殿とまり」は飲食店にあらず(8月14日③)

2013-08-16 22:26:14 | KANGOO
実はすでに北海道から群馬に帰ってきています。

8月14日に時間を戻して…。小沢駅を後にし、積丹半島の付け根にある泊村に向かいます。
北電泊原発のある泊村です。

丁度、お昼時なのですが、国道沿いにはやたらと「鰊御殿とまり」の看板が。
鰊御殿を鰊御膳と見間違えた嫁さんが、「行ってみよう」と提案。食事処と勘違いしたようです。

もちろん、明治~昭和初期に繁栄を極めたニシン漁番屋です。

実に立派な建物です。展示物も充実、見ごたえがありました。

人形を使った展示は、微妙にリアルでちょっと怖いかも。

お勧めですよ、鰊御殿とまり。
駐車場に戻ろうとしたら、グルメマップを手にした彼女を助手席に乗せた大型ミニバンが鰊御殿の前ですぐに引き返していきました。
多分「鰊御膳」と勘違いしたのでしょう。

男はつらいよ・望郷篇の函館本線小沢駅(8月14日②)

2013-08-15 20:00:53 | 鉄道
盛り沢山だった8月14日の第2回。
丁度お昼を過ぎた12時半に倶知安町から泊村に抜けるべく、JR小沢駅前を通りました。
小沢は「おざわ」ではなく「こざわ」です。国鉄時代は、岩内線の分岐駅でした。

凄くレトロな跨線橋が現役で残っていますが…、駅本屋はプレハブの無人駅に改築されています。

本屋はブックストアーではなく、「ほんおく」と読みます。

さてこの小沢駅を一躍有名にしたものといえば、「男はつらいよ」初期の名作「望郷篇」でしょうか。
寅さんは国鉄の機関士を追って、小樽築港機関区のD51をタクシー追いかけ、ここ小沢駅で追いつくというもの。
余市から峠を越えた先の小沢駅、今は山間の小駅ですが、当時は岩内線の分岐駅でもあり、
蒸気機関車の給水他、運転上の要衝で停車時間が長かったのかもしれません。
なにより、当時の函館本線通称山線は、函館~札幌間の特急や急行も運転される路線だったので、
交換待ちもあったに違いなく、井川比佐志が扮する機関士とのやり取りも映画の見所の一つでした。

さてこの時間は、山間の小駅も列車の交換でにわかに活気づきます。
乗り降りのお客さんは少ないのですが…函館本線の上下普通列車は12時34分に交換、同時発車です。

まず、峠から降りてきた小樽発の上り列車が、キハ40の2両編成で到着。
北海道とはいえ今夏は暑く、冷房のないキハ40は厳しそうです。

間もなく、峠の登りに差し掛かる小樽行の下り列車が、キハ150の2両編成で到着。
一方、JR世代のキハ150は北海道用の一般型ディーゼルカーとして初めて冷房が付いた車両です。

小沢駅で忘れてならないのは、駅から国道5号線に出た角にある末次商会さん。

名物トンネル餅のお店です。
奥羽本線の峠駅はとくに有名ですが、昔から山越えの駅には名物の餅屋が多数営業していました。
そんな一つと思いますが、ここは「山越え」よりも「トンネル」を謳う珍しい存在。

かまぼこ型=トンネル型のシンプルな餅菓子です。すあまと言うのでしょう。
10個入りで400円。掛け紙がレトロでいい感じです。

(予約投稿です。苫小牧東港を出港した頃、暑い本州に帰ります)

姿を現さない支笏湖と、姿を現した密漁者(8月14日①)

2013-08-14 23:01:02 | KANGOO
今日8月14日はなかなか、中身の濃い一日でした。
 ①初めての支笏湖
 ②男はつらいよ・望郷編の函館本線小沢駅
 ③泊村の鰊御殿見学
 ④延々歩いた神威岬
 ⑤積丹町でウニ三昧
5回分くらいのネタがあります。そんなわけで①の支笏湖編…

北海道にはいくつも大きな湖があります。
オホーツク海沿いのクッチャロ湖、サロマ湖、能取湖、濤沸湖。
道北には人造湖とは思えないほど広大で自然豊かな朱鞠内湖。
道東の摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖、然別湖。
そして道央、道南の支笏湖、洞爺湖。このあたりが大所でしょうか。
この大所のうち、唯一行ったことなかったのが支笏湖。行ってきました。

千歳市内から支笏湖畔を抜け、美笛峠経由で倶知安方面に抜けたのですが…
ネイチャーセンターのある支笏湖温泉に行かないと湖畔には出れないようです。
国道は支笏湖のすぐそばを走っているようなのですが、ず~っと森の中。
本当に姿を現さない湖。ようやく駐車場があったのでカングーを停めて散策。

木々の間から湖畔が見えました。でも全体像は見えません。
すると、湖畔でごそごそ動く動物の気配。熊でもいるか…緊張が走ります。
ある意味熊よりもっとたちの悪い動物でした。

釣りをするおっさんと、その嫁らしき人物。マスを狙っているようです。

禁漁ですよ!

朝から不快なものを見てしまいました。8月14日②に続く。

ヤリキレナイ川とスマイレッジ(スマイルさん)

2013-08-13 22:02:59 | スマイレッジ
昨日は結婚式でしたが、今日はお墓参り。
札幌の平和と郊外の南幌でお墓参りを済ませて、宿のある夕張に向かいました。

お墓参り、長沼町~由仁町~栗山町~夕張市とカングーを走らせます。
由仁町で発見!珍地名マニアは誰でも知っている…ヤリキレナイ川。もちろん記念撮影。

本当にやり切れないのかもしれませんが、実はというか当然、アイヌ語地名。

更に車を走らせると、夕張市入口の廃ガソリンスタンドで在りました。

ヨコハマタイヤ~スマイルさんの錆びた看板。お約束の祈念撮影。
高倉健、武田鉄也、桃井かおりも赤いファミリアで走り抜けた道沿いにあります。

夕張市内に入って、三菱が石炭を採掘していた南大夕張に行ってみました。
ここではいろいろなものが保存されています。

古い廃バスも当然、三菱ふそう。カングーとツーショット撮影。

バスと並んで、三菱石炭砿業大夕張線のセキ(石炭運搬車)や、

鉄仮面顔のラッセル車、3軸ボギー台車を履いた旧型客車などが地元有志によって保存されています。

北海道警さん、暇だからと言って小遣い稼ぎに精を出すと、市民から嫌われますよ。
あっちこっちでネズミ取り、覆面&パンダパトによる取り締まりやってました。
明日も安全運転で、夕張~支笏湖~倶知安~積丹半島と走り、じぇじぇじぇ!とウニ三昧の予定です。


カングー積んで、フェリーで小樽へ

2013-08-12 21:07:02 | KANGOO
昨日の朝10時半、カングーを乗せた新日本海フェリーは新潟港を出港。

水が濁ってますが…新潟港は信濃川の河口。先月、中流部の十日町付近が豪雨だったためでしょうか?
港には流木も多数浮いていました。

港を出てしばらくは、カモメの群れとともに船は進みます。

外海に出れば、日本海はどこまでも青く、波も穏やか。あまり揺れることもなく快適な航海。

西の水平線に夕日が沈みます…でも、

日没まであと10分という、一番いい所で雲に隠れてしまいました。

さて船は、子供連れのファミリーで満員御礼。こういう時、晩飯をどうするか…
予約不要のカフェテリアレストラン、夕食営業開始とともに長蛇の列。結局営業終了直前まで列は途切れませんでした。
こんなこともあろうかと、少し高級なグリル鞍馬の予約が船内で取れたので、少々奮発。

会席料理のコース、価格のイメージは町の1.5倍といった感でしたが…
中々おいしく、ゆったりと食事することができました。

小樽到着は早朝の4時半なので、22時には消灯になります。

お休み前に、デッキを散策。

船は定刻に小樽着。北海道は涼しく快適?
いえいえ今日の札幌、蒸し蒸し。北海道とは思えない蒸し暑さでした。