眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

阿修羅展

2009-04-29 | 紀行、歴史
東京国立博物館で「国宝」阿修羅展が開催されていますが、かなりの人出のようです。
始まる前から、ウェブ上で大々的に宣伝していましたので、当然かもしれません。
確か、博物館も独立行政法人化したはずで、1800円の入場料とは、奈良からの運搬費用があるにせよ、商売がうまくなったものです。

今回奈良から連れてきた仏像は、奈良に行けば、東大寺の宝物殿で500円の入館料で見られます。
ただし、壁際に置かれていますので、ほぼ正面しか見られませんし、置かれている建物もコンクリート造りで雑風景です。
しかし、他にも国宝や国宝級の仏像も拝むことができます。

今回は、普段見られない後姿も拝めるのも人気になっていますが、行こうがどうか思案中です。
平成館は、美術館と思えないほど、美的センスのない建物で、国立博物館の他の建物のりりしさに比べ、その一帯が貧相に見えるほどです。
それに、先に書きましたように、博物館も商売上手になっており、昨年秋に開かれた「大」琳派展では、国宝の美術品のうち半数は、通常展で掲示されているものでした。
それをわざわざ「大」と名乗るんですからね。

普段博物館に足を運ばない人たちは感激していましたが、そうした人相手に高い拝観料を取って商売するというのは、独立行政法人になったとはいえ国立と名がつく機関としてはいかがなものかと思いませんか?

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