円楽が亡くなり、追悼番組が放映されました。
司会をしていた、師匠の先代、円楽、そして歌丸との掛け合いが、絶妙でした。
そこで気づいたのが、ドリフターズのコントとの類似です。
ドリフでは、いかりや長介がリーダーとして仕切り、それにメンバーが絡むと言う展開でした。
積極的にいかりやに絡むのが、加藤茶で、これは終始変わりませんでした。
この構図は、司会の先代円楽、歌丸と、6代目円楽との関係と全く同じで、笑点でも最も受けていました。
志村けんは、お馬鹿キャラで、いかりやを翻弄して、笑いを取ります。
笑点では、木久扇の役割ですね。
お荷物キャラの高木ブーは、好楽にあたり、バイプレーヤーに徹する仲本工事の役割はたい平で、体を張って笑いを取りにいきます。
ドリフより笑点のほうがメンバーが多いのですが、小遊三は、途中で抜けた荒井注とかぶりそうです。
こうしてみると、笑点が長く続いている理由がわかってきます。
5,6人のグループで、キャラを際立させるのが、日本で笑いを取る秘訣のようです。
三平は、キャラを確立できず、メンバーと絡めなかったのが、降板の原因でしょう
ドリフのコントは、莫大な金がかかっていましたが、笑点は会場を借りるだけで済みます。
テレビ局にとっては、この上ない番組になります。