眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

日本で死亡者が少ない理由は、原型コロナへの感染

2020-05-25 | 新型コロナについて
5月初めの記事で、日本で死亡者が少ないのは、

毒性の弱い段階の「新型コロナ原型ウィルス」に、集団免疫があったのではないか

という仮説を出しました。
最近になって、同様な説を唱える人も出てきました。

もう一度、整理してみましょう。
まず、新型コロナウィルスには、「中国型」とより毒性の強い「欧米型」があります。
日本では、2月からクルーズ船や北海道で拡大したのが「中国型」で、
3月以降に欧米からの帰国者から広まったのが、「欧米型」になります。

新型コロナの致死率が高いのは、HIVと同様に、免疫機能の司令塔である「T細胞」に入り込むことです。
このため、ウィルスは防御する免疫機構をすり抜けて、あっという間に、重度の肺炎を引き起こしてしまいます。
これが、「中国型」です。

「欧米型」では、さらに免疫機能に異常を起こして、正常な自分の臓器組織を攻撃させ、多臓器不全、DICを引き起こし、血液凝固系の異常まで引き起こします。
このため、血栓ができやすくなり、末梢循環を詰まらせ手足の壊死、そして脳梗塞を起こさせます。

私の説は、コロナウィルスが毒性を持つ前の段階で、アジアで「原型コロナ」の感染流行があったのではないかというものです。
この原型では、免疫機能へのアタックはないので、初期の上気道症状、いわゆる鼻かぜで済むことができます。
これと誤解したように思えるのが、ブラジル大統領で、コロナは風邪に過ぎないと言い張り、
感染者数がアメリカに次ぐ世界2位にまで増加しました。

この原型コロナウィルスの感染で、交叉的免疫を獲得できたというのが、私の仮説です。
私は、専門家でも研究者でもないので、たわごとと受け取っていただいてかまいません。
ただ、私自身で立証することはできませんが、研究者でも同様な説をとる人が出てきましたので、
あながち全くの見当違いでもないと思っています。

つまり、数年前から、コロナ原型は日本でも流行していたが、インフルエンザのような症状もないので、
単なる鼻かぜにかかったと思われて、その免疫を得た。
交叉免疫の結果、満員電車での感染機会が多く、政府対応が遅れたにも関わらず、
感染者は思ったより少なく(これはいろいろな説がありますが)、死者も限られた。

コロナワクチンが開発される頃には、医学的な探究もなされていることでしょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。