映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『街のあかり』

2008年05月12日 | Weblog
ふつう

アキ・カウリスマキ 監督
ヤンネ・フーティアイネン、マリア・ヤンヴェンヘルミ、マリア・ヘイスカネン、イルッカ・コイヴラ、カティ・オウティネン 出演

警備会社で働く男コイスティネンは、その朴訥とした性格から会社の中でも浮いた存在だ。私生活では友人も恋人も家族もいない、孤独な生活を送っている。売店の女性アイラだけがそんな彼を見つめていたが、コイスティネンはその思いに気づく事もなかった。そんな彼に目をつけたギャングがいた。ギャングは自分の情婦ミルヤをコイスティネンのもとに送り、誘惑させる。恋に落ちたコイスティネンは、彼らの犯罪に利用されてしまう。

間とか照明にかなり気を使った作品。
負け犬三部作とか、チャップリン作品とか気にせずに観るように。
頭は悪くはないように見えるが、ぶっきらぼうで不器用なものだから損な目にばかりあう男の話。

最後までぶっきらぼうな性格は変わらないが、あのエンディングは不要ではないか。あれで希望を提示したと言われてもなぁ。