映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『フローズン・タイム』

2009年02月28日 | Weblog
フローズン・タイム - goo 映画

よい

ショーン・エリス 監督・脚本
ショーン・ビガースタッフ、エミリア・フォックス、ショーン・エヴァンス、ミシェル・ライアン、スチュアート・グッドウィン、マイケル・ディクソン、マイケル・ラムボーン、マーク・ピッカリング 出演

画家を目指す美大生のベンは失恋の痛手から不眠症に悩まされていた。どうせ眠れないのならとスーパーマーケットの夜間スタッフのアルバイトを始めるが、不眠続きで朦朧とするベンの周りで突然すべてが静止してしまう。買い物中にフリーズしたままの女性たちを丹念に観察して夢中でデッサンを重ねて行くベン。たった1人で時間の止まった世界に遊びながら、同僚の女性・シャロンの美しさに初めて気づくのだった。

たわいもない恋愛話でも、見せ方が斬新でコメディタッチの脚本でテンポがよく美人をそろえてなおかつ裸を見せてくれれば(笑)、ここまでの完成度にはなるのだ。

おそらくスーパーでのスケッチ・シーンで嫌悪感を抱く女性もいるだろうが、失恋で不眠症になるような純朴な男の少年時代からのヰタ・セクスアリス(イタ・セクスアリスと読む。意味がわからなければ検索しよう)を笑いをまじえてビジュアルに気をつかって描いた作品なのだ。

上の写真のシーンの直前に、雪の中に人形(ひとがた)のトンネルができているところは予想できてもおぉ~っと思ってしまった。

凍った時間にいたもうひとりの人はよくわからない。