映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ブレンダン・フレイザー 復讐街』

2009年11月15日 | Weblog
ふつう

エリック・イーソン 監督・脚本
ブレンダン・フレイザー、スコット・グレン、モス・デフ、アリシー・ブラガ、カタリーナ・サンディノ・モレノ、ルイ・ポラナ、マテウス・ナシュテルゲーレ、ギルソン・アルベルト・ゴメス 出演

ブラジルの大都市・サンパウロ。アメリカから逃げてきた二人の親子ロッソ(スコット・グレン)と息子ポール(ブレンダン・フレイザー)はナイトクラブ兼売春宿を営みながら何とか生計を立てていた。
ある夜、コカインの入ったスーツケースを持ったひとりの客が、女とのいざこざから店で銃撃され死んでしまった。ロッソとポールはそのコカインを売り、その金で新しい生活を手に入れようと考える。ロッソは店をポールに譲り、若く美しい後妻アンジー(カタリーナ・サンディノ・モレノ)と幼いもうひとりの息子と共にどこか遠くの街で暮らすことを計画。一方ポールは、その話に乗るフリをしながら、実は金をすべて手に入れ、さらにアンジーらをも自分のものにしようと狙っていた。そして、自分の人生を狂わせた実の父親の命までも……。

ストーリーは松竹DVD倶楽部からの引用
http://www.shochiku-home-enta.com/shop/item_detail?category_id=30739&item_id=235631



原題「JOURNEY TO THE END OF THE NIGHT」がセリーヌの小説『夜の果てへの旅』を連想させるが、直接的な関係はない。絶望的な状況というところが共通しているかもしれない。

それぞれのキャラクターの描きこみが圧倒的に不足している。
過去にトラウマになるようないやなことがありました。その復讐がこれ?
あまりにも途中経過を省略しているために、話についていけないのだ。

親子関係はすこし多めに描かれているが、それ以外の男女関係、主従関係、交友関係が説明不足でとってつけたようなものになっている。あの予言者はいったいなんだったのか? 活かしきれていないキャラクターがたくさんいる。