映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『私は猫ストーカー』

2010年06月01日 | Weblog
よい(ただし猫好きに限る)

鈴木卓爾 監督
星野真里、江口のりこ、宮崎将、品川徹、諏訪太朗、寺十吾、岡部尚、瀬々敬久、黒沢久子、麻生美代子、徳井優、坂井真紀 出演

イラストレーターの卵ハルは、猫好きが高じて、町で猫を見かけると後を追いかけずにはいられない自称“猫ストーカー”の女の子。そんな彼女は現在古本屋でバイト中。恋愛話が好きな同僚の真由子や、寡黙なご主人とその奥さん、そして子どものいない2人が大切に飼っている猫のチビトムに囲まれ、まったりした時間を過ごす毎日。ところが、ひょんなことからご主人と奥さんの間に不穏な空気が漂い始め、それが原因か、チビトムがある日突然姿を消してしまう。一方ハルのほうも、やたらと道端で出くわす店の常連、鈴木さんに少々困り気味だったが……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333788#1



このシナリオ(黒沢久子)の起承転結のなさかげんは特筆に価する(笑)。こんなのをどこかのシナリオ学校で書いたら、怒られるに決まっている。
しかし、猫の魅力はかなり引き出しているのだ(笑)!

今もあるのかどうかわからないが、むかし江古田の南口にデブネコのいる古書店があった。これがまた見事に無反応の猫で、どんなになでても声も出さないし動こうともしなかった。それで猫さみしいときにはときどきさわらせてもらったりしていたのだが、あるときいなくなってしまった。お店には張り紙がされたが、そのとき友人に聞いたのが本作でも語られる猫の死期の話だった。

猫ストーカーだと告白するときに星野真里が涙ぐむが、それほどたいしたことではない。わたしなんか猫ゲリラだ。

星野真里の演技がかなりよい。