映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『渚にて』

2010年10月06日 | Weblog
よい

スタンリー・クレイマー 監督
グレゴリー・ペック、エヴァ・ガードナー、フレッド・アステア、アンソニー・パーキンス、ドナ・アンダーソン、ジョン・テイト、ガイ・ドールマン、リチャード・メイクル、ジョン・メイロン、ローラ・ブルックス 出演

時は64年。第三次世界大戦が勃発し、世界全土は核攻撃によって放射能汚染が広がり北半球はすでに全滅。僅かに残った南半球の一部地域に人々が暮らすだけになっていた。そんなある日、本国に帰港出来なくなったアメリカ原子力潜水艦がメルボルンに入港する。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16543#1



上記のストーリーだけ読むと派手な展開になりそうだが、そうせずに核の恐怖を描いたヒューマンドラマ。

戦闘シーンが全く無いのが珍しい。その代わりに自動車レースでのクラッシュが多すぎる(笑)。おそらく全滅を覚悟したドライバーたちの捨て鉢な行動ということなのだろう。

脱走した兵士とのスピーカーによる会話や格調高いクラブの盛衰など、ユーモアとペーソスのバランスが絶妙である。

コーラは蒸発するだろうに……。