【ステーキ漂流記season2】
75軒目(川口)「ビストロ サスヴィール」黒毛和牛ヒレステーキ
昼間の「ルース・クリス」は久しぶりの大当たり。
どのくらいの当たりか、というと、
夕方に食べる店を選ぶのに困るぐらいだ。
チェーン店系もよく行くけど、
釣り合いが取れない。
実に贅沢な舌、悩みである。
こうなったら、行ってなかった街に行くか。
近隣なら川口なんかお手ごろじゃないか?
川口は全く知らないわけではない。
母の実家が駅から本町大通りを7分から10分歩いた所にある。大昔はよく行っていたが、流石にここ25年ぐらいは行ってない。
……いや、川口には全く行ってないわけじゃない。「SKIPシティ映画祭」で行ったことあるが、何しろ駅からバスが出ているとは言え遠いので、1、2年しか行ってない。
その時も街を練り歩いたわけじゃないから、実質的に25年ぶり。
一通り東口一体を練り歩いたが、どうにもピンと来ない。
なので、試しに本町大通りを歩いてみた。
すると、徒歩5分ぐい飲み所で小さなフランス料理屋を見つけた。
メニュー表がある。
おお、あるね。
こういう店を探していたんだよ。
街の洋食屋さん的なね。
フレンチというのがまたいい。
黒毛和牛ヒレステーキもある。
よし、入るか。
店に入ると、当然のように客がなく、オバチャン店員一人。
だが、テーブルをよく見るとご予約の札が。まあまあ人気ありか。
とりあえず、黒毛和牛ヒレステーキと赤ワイングラスを頼む。
店は旦那のマスターと奥さん(オバチャン)の二人きり。すんごいこじんまりとした街の洋食屋さんだ。
大昔、この辺によく来てたことや、近くの商店街の化粧品屋が母の実家だ、とふる。
すると、17年前に来たことを話す。
うーん、じゃあ、ボクが知らない間に出来た店なんだね。
それでも周りが変わった話や近くの商店街の話など、ちょいジモティー的なトークに花が小さく咲いた。
しばらくしてステーキ配膳。
うん、いかにもフレンチな盛り付け。
ん、この付け合わせは何?
へぇ~、フレンチ・トーストなのか。
まずは、ステーキを一口。
……。
九州方面の黒毛和牛ね。
うっすー。
まあ、昼間が濃すぎたからね。
脇にあるマスタードソースをつけて二口目。
お、なかなか。
右側のピンクのソースは赤かぶのソースだとか。それをつけて三口目。
うーん、まあまあ。
とりあえずはその二つを交互につけて楽しむ。
付け合わせのフレンチ・トースト。
おお、意外にもイケてるじゃん。
洋食屋さんらしいよね。
ヒレステーキだからこんなもんかな。
まあまあ。
付け合わせのフレンチ・トーストをつけて、有効1つという感じかな。
悪くはない。
街の洋食屋さんでした。
総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ:★★★★
付け合わせ:★★★★
リーズナブル:★★★