【ステーキ漂流記】第6章
18軒目(新規423軒目)「VALON TOKYO」(錦糸町)
店は容赦なく次々と出来る。
以前、錦糸町のロッテ会館1階にあったレストランは別の階に移転し、そこに最近イタリアンレストランが入った。
店名は「VALON TOKYO」。
昼はランチメニューでパスタ系しかないが、夜はステーキがあるかなー、って思ったら……
厳選牛フィレ肉のソテー ペリグーソース
というメニューがある。
牛フィレ肉のソテー、ってことはステーキでいいのかな?
早速、スマホで検索するとWikipediaに「ソテー=ステーキ」ということもある、というような感じのことが書いてあった。ソテーというと普通はポークソテーなんだけど、牛肉のソテーってあんまり聞かないよね。
まあ、とりあえず「ソテー=ステーキ」ということで中に入った。
すると、店員さん曰く、ほとんどの席が予約で埋まっていると言うではないか。
ん、ほとんどってことは席はなくはないのかな?
え? カウンター席1席だけ空いているって?
じゃあ、そこでいいよ。
ということで席に着き、あらかじめ決めた厳選牛フィレ肉のソテー ペリグーソースとグラス赤ワインを頼む。
それにしても久しぶりにオシャレな店に来た。
「ステーキ漂流記」をやってなかったらほぼ縁がない店だ。いままでにもそういうのはいっぱいあったから特別凄いわけじゃないが、6年前のボクならまず避けそうなオシャレさ。
だから、25人の予約とかがあるんだよ。おそらく、ランチで入って雰囲気がいいから予約したな。
まずはワインが配膳。
パンもついてきた。
しばらくはこの文章を書いていて時間を潰す。時折、25人予約の先発隊が3、4人来たりする。アラフォーから50以上のいわゆるおじさん&おばさんのちょっとオシャレな飲み会といった様子か。
そしてステーキ、いやソテーが配膳。
オシャレなイタリアンらしい盛り付けだ。
早速一口。
…………
うーん、不味くはないが旨味はない。時折感じる肉の味は昼間食べたオーストラリア産の牧草牛とほぼ同じ。いや、牧草牛だ。
二口目も同じ。
ペリグーソースをよりつけて三口目。
まあ、そこそこ。薄いなあ。
オシャレな雰囲気と盛り付けの割には地味な普通の輸入牛ステーキだ。1980円も納得。
これね、2000円プラスしてでも最低限和牛にすべし。
うーん、外装の割には可もなく不可もなく。
いや、外装の雰囲気や盛り付けその他演出で心から掴もうとしたが、
ボクの舌は騙せません。
これなら真ん前にある「シラツユ」に行った方がいいかな。
まあ、雰囲気の店なんだね。
PARCOのフードコートの「レストラン カタヤマ」は雰囲気もへったくれもないが、味は毎回楽しめる。真逆なんだね。
評価:★★★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ(ペリグーソース):★★★
付け合わせ:★★★
雰囲気:★★★★
リーズナブル:★★★