ステーキ漂流記
4月29日
新規117軒目「ビフテキのあづま」サーロインステーキ120g(新宿)
今日は珍しく休みだったけど、TSUTAYA渋谷店にDVDを返しに渋谷に出る。普通ならその流れで渋谷で食べるんだろうけど、そうならないのが小川流である。
渋谷から新宿なら近いし、ちょっと有名な「ビフテキのあづま」に行きたくなった。いわゆる、老舗の洋食屋さん。芸能人やテレビでのレポートもある店。ネットで見た限りではリーズナブルな洋食屋。質より量という感じの店。
でも、行かなきゃわからない。1100円で美味かったらお得ではないか。秋葉原の「ヒーローズ」だって美味かったし。ということで、ネットの地図で探してみると、末広亭の隣にあったね。
中に入ると、ちょっとレトロな昭和の洋食屋さん、といった雰囲気。昭和の日に昭和の洋食屋さん。さっそく、サーロインステーキと赤ワインを頼む。いつも通り10分程待ち、ステーキ配膳。
鉄板プレートを使っているが、ジュウジュウと音がしてないので、試しに触ってみた。火傷する程の熱さはなく、あくまでも保温のための温かさと視覚的効果の鉄板プレートだった。
肝心の肉は…………ごく普通のオーストラリア牛だった。旨味は脂身の部分のみ。想定内のステーキ。付け合わせのナポリタンとポテトもまあまあ。
うーん、1100円。たしかに1100円のステーキだけど、そこには工夫という物が見られない。前回の「ブッチャーブラザーズ」には少なくとも感じられた工夫が「ビフテキのあづま」にはない。そこがまた昔ながらの洋食屋さんなんだね。普通がいやなら高い店に行ってください、という声が聞こえる。けどね、「サイゼリア」のステーキとワインで1100円という「得した!」という感じがないのはたしか。「ブッチャーブラザーズ」も「得した!」って思ったもん。そこなんだよね。
昔ながらだけではね……うーん、頭抱えるよ。それだけでは「美味い」とは言えないしね。
★★
ステーキ漂流記
4月28日
新規116軒目「ブッチャー・ブラザーズ」肉屋のステーキプレート?g(神田)
やっと落ち着いて書ける。今日はステーキを食べた後に渋谷で2本、内幸町で1本の試写。知り合い・友人とも多く会い、語らい……とにかく書く暇がなかった。そういう時もある。
それで、その前に神田である。今、個人的にホットなスポットになりつつある神田。意外、というかリーマンの街だからこそ良さそうな店がそこここにある。そんな中で以前から気になっていた店がある。それが、「ブッチャー・ブラザーズ」。お笑いコンビに同名がいるみたいだけど、それよりもブッチャー。地獄突きの元プロレスラーが思い浮かぶけど、のブッチャーでしょ、多分。要は「肉に自信がありまっせ」な店名である。
11時半過ぎに入り、なんとかカウンター席をゲット。あと10分遅かったら並んでいたね。店内の客はほとんどリーマン。リーマンの街だからね。早速、肉屋のステーキプレートと赤ワインを頼みつつ、どこ産の肉を使っているか訊く。
アメリカ産。
ま、値段のリーズナブルさからアメリカかオーストラリアか目星はついていたので予想通り。そこからステーキ配膳まで結構待ったが、カウンターから厨房、というか調理そのものが見れたのでじっくり見た。
調理は肉のグリル係1人と他サラダ、ポテト、チキン盛り付け係2人が見事なチームワークで5~10個のステーキプレートを作っていく。見ると、肉はあらかじめ1人分の大きさに切ってあり、それをグリルの機械に乗っけて焼く。鉄板かな、あれ。にしても、ちらっと見た生肉はあんまり霜が入ってない。ま、しかたないか。
そんなこんなで焼きや盛り付けを見つつ、ようやくステーキ配膳。ビーフステーキ他、フライドチキン、フライドポテト、サラダ付き。そうそう、そして木製プレート! ここ大事!
ステーキそのものは……硬すぎず……部位によってちょっとちょっと旨味あり。ただ、切るときに切れにくい繊維あり。残念。でも、カチカチじゃない。それは鉄板プレートじゃないからだね。チキン、ポテト、サラダは普通。いいんじゃない。
ステーキのみなら評価は高くないけど、チキンとポテトとサラダのおかげで900円全力投球、というのは感じられた。
★★★
ステーキ漂流記
4月26日
新規115軒目「ゴーバル 中野店」国産和牛のグリル120g(中野)
前の投稿のちょっと後で、コメントでの考察を書く前の話。あまりにも早く中野に着き、食事も終わった……けど、100~120gぐらいだしね。コスパが悪いけどワンモアタイムだ!
今度は中野駅北口界隈をぐるぐる歩く。意外とない。中野ブロードウェイないも全て回るがない。結構なウォーキングだ。そんな中、中野ブロードウェイの近くにあるカレー屋だかアジアン料理系の店の看板になにやらステーキっぽいメニューがある。国産和牛のグリル、か。まあ、ステーキかな。ということで、店の中に入る。
2階席もあったようですが、1階のカウンター席へ。とりあえず、国産和牛のグリルとがぶ飲みワインを頼みつつ、何牛か訊く。
宮崎牛。
悪くはない。ちょっと期待。で、前の店のレポートを書きつつステーキを待つ。
10分ぐらいで配膳。この時は鉄板よりも、あまりにも赤身過ぎる肉が気になった。一口。
……旨味がほとんどない。あきらかに、「レガーメ」の岩手県山形村短角牛のステーキよりも劣ってる。えっ、短角牛に負けるの?
黒毛和牛を食べる時にキーワードになるのが旨味なんだけどそれがない。全くないわけじゃなく、うっすらある。
ひょっとして、何だかの段階で旨味のドリップが抜けてるのでは?
会計の際にマスターらしき人が「いかがでしたか?」と訊いてきたので、
「イマイチだった。旨味が抜けてる。けど、今日はたまたまだったのかな。」とちょっと濁した。が、鉄板プレートを止めない限りはどんな肉を使っても旨味がないかも。
★★
ステーキ漂流記
4月26日
新規114軒目「中野グリル」黒毛和牛カルビステーキ?g(中野)
今日は珍しく中野。
友人の舞台が夕方にあるので、その関係で中野である。東中野は行っていても、中野には意外にも行ってなかった。
正直、今回はネットで目星をつけてから行った。駅になるべく近い店、ということで。すると、中野駅南口にピーコックストアーというデパートがあり、そこの5階のレストラン街に「中野グリル」という店がある。そこにステーキがある。ハンバーグとステーキを売りにしたグリルレストラン。迷わず入る。
いわゆる、デパートのレストラン街にあるレストラン、といったそのまんまの雰囲気だけど、どことなくワンランク上な雰囲気。黒毛和牛ステーキがあるしね。で、店員に訊いてみたら……岩手県産の黒毛和牛とのこと。まあ……まあかな。まだわからない。
しばらくしてステーキ配膳。
一口。
お、意外にもちゃんと旨味がある! これがあるとないとでいつも揉めていて、意外にも出せない店が多いが、「中野グリル」はちゃんと出せている! もちろん、柔らかい。
ただし、電撃的に美味いわけではない。惜しい。でも悪くない。これなら、US産の石焼きステーキも悪くないはず。
デパートのグリルレストランで意外な技あり黒毛和牛ステーキだった。
★★★★
ステーキ漂流記
4月23日
新規112軒目「ニュー・トーキヨー 有楽町電気ビル店」US産サーロインステーキ?g(有楽町)
先月有楽町に行った際に、有楽町電気ビル地下1階のレストラン街で「ニュー・トーキヨー」の有楽町電気ビル店を見つけたが、その時は別の店が目に入ったので、「ニュー・トーキヨー」は別の日にしよう……ということで今日行くことにした。なんで前回後回しにしたかというと、「US産」と出ているからそれ以上は望めないんだよね。オーストラリア産、ニュージーランド産を売りにしている店もそう。
でも、とりあえずUS産。「バッファローマン」や「ミスター・デンジャー」のようないい店もある。が、これらはステーキ専門店で「ニュー・トーキヨー」は老舗の洋風居酒屋。居酒屋のステーキなんだよね。それでも安いし、もしかしたら美味いかもしれないから、ということで中に入る。
いわゆる、ビアホール、というか若干ドイツ居酒屋っぽいのかな? ともかく、US産サーロインステーキとワインを頼む。
7、8分でステーキ配膳。
切り心地も味もごくごく普通。いや、流石に「牛兵衛」の山形牛よりかは落ちる。けど、「牛兵衛」よりも「ステーキを食べた!」という満足感はある。多幸感がある。不思議だ。
そこそこだったらナイフ・フォークで食べれば多幸感はある……まあ、1500円という安さもあるし、居酒屋にしては頑張った、というのもあるね。
普通に居酒屋として使うにはいい……ま、当たり前か。
★★★