【ステーキ漂流記season3】
今季6軒目(新規339軒目)「モンブラン 森下店」(森下)
なぜだかハンバーグ専門の洋食屋「モンブラン」に無性に行きたくなる周期がある。その周期がありつつも、なぜか他の店に気が流れる。
っていうか、「モンブラン」はステーキメニューはあるがそもそもハンバーグ専門店。
いわば、ステーキとしてはアウェイだ。阪神ファンが東京ドームに行くようなものだ。だから、なかなか行く気にならないし、行く気になっても優先順位が高くならない。
けど、ここ5日ぐらい「モンブランに行きたい」という気が不思議と途切れなかった。もう、いい加減に「モンブラン」に行きたい、って感じでね。不思議な引力に引かれ、今、森下の「モンブラン」にいる。
森下ね。錦糸町から近いのに行かない。いや、森下だけじゃない。錦糸町の周辺は不思議と足が重い。大抵が錦糸町で完結しちゃう。だから、両国や亀戸、新小岩辺りも少ないし、住吉や清澄白河、曳舟なんかは未だに未踏地。season3はそこを解消しなきゃ。まだまだフロンティア・スピリッツで新規開拓をしないとだ。
「モンブラン」は浅草店には行ったことがある。
しかしながら、店舗が違えば店はいろいろと変わるのか?
そんな思いで行きたくなった。
で、店の前に行くと……
わーーーーーー並んでるやんか!
浅草店も人気店だが、こっちも人気店やん! でも、今日は「モンブラン」で食う、って決めてる。ランチだからこの行列はしゃあないね。
で、待ってると、中から女性店員が出て来てオーダーを取る。ほう、いきなりグッドな対応。
ランチのステーキと赤ワインを頼む。
国産牛だが250gは嬉しいね。
外で待つとは思いもよらなかったが、「ミート矢澤」や「レッドロック」に比べればまだまだ待てるよね。
外にあるメニュー表を見て新たなることがわかった。
なになに、ビールセット1080円で、アルコール類1杯と20種類のおつまみの中から2品目選べるのか。1品432円で、その中にミニステーキがあるじゃないか。
20分経ってようやく店内に。
テーブル席が7席のみで、お一人様でも4人がけ席に座る。出来ればカウンター席が欲しいが、決して広いとは言えないこのスペースでは無理な話。
外の看板などは昭和の洋食レストランの雰囲気バリバリで、
中のレイアウトもそんな感じだが、この間の門前仲町の「洋風食堂 ベニヤ」と同じく店内は比較的に清潔。最近、とんねるずのバラエティーで「きたなシュラン&きたなトラン」をやってた影響か、そういう「きたなトラン」が滅亡の傾向にある。やっぱり、みんな汚い店より綺麗な店がいいよね。だから、これだけ待つんだよ。あ、浅草の「ヨシカミ」はちょっと「きたなトラン」なんだよね。
ともかく、
席につくと直ぐにお通しとサラダ、味噌汁、ワインが早速配膳。
手際が良い!
さらにちょっとしてステーキ配膳。
先にオーダーを取っているとはいえテンポが良い。
ん、匂いもいいね。
さっそく一口。
うん!
肉汁がしっかりジューシー!
いいじゃん!
二口目。
ジューシーなだけではない。塩・胡椒・ニンニク&マリネ風のたれが程よい。若干濃い目。
けど、しつこさやしょっぱさはない。
武蔵浦和の「eee(スリーイー)」の国産牛のランチステーキよりも遥かに良い!!
国産牛……おそらく北海道産なんだろうけど、250gもあったら途中でカチカチな箇所があるかと思ったら最後まで均等にジューシーさを保っていた。これ、グリルが凄いよ。
黒毛和牛のメニューもあるがそちらは次回で。幻想が膨らむね。
とにかく、国産牛という並の素材をグリル、タレ、下拵えなどで全力で補っている。食材を活かす工夫が見られる。
付け合わせのパスタも良い。
これだけ食べたのにさらについかで単品おつまみメニューからチーズコロッケを頼む。
単品だけど、小さくない。
ランチステーキにサラダ、味噌汁、ワインに単品のチーズコロッケを付けて2392円。
ってこたぁ、チーズコロッケを付けなければ2000円いかなかった。
でもいい。
満腹で幸福感が無茶苦茶ある。
店員に訊いてみると、森下店が「モンブラン」の本店になり、創業36、7年。はっきり言って、森下店は浅草店よりもいい!
安い!
色々選べる。
これならステーキだけじゃなく、名物のハンバーグも頼みたいよね。
また行きたい洋食屋さんである!
総合:★★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★★
タレ:★★★★★
下拵え:★★★★★
付け合わせ:★★★★
雰囲気:★★★★
サービス:★★★★★
リーズナブル:★★★★
https://blogcircle.jp/commu/5/topic/3