ステーキ漂流記
10月31日
新規205軒「BASTA HiRo 錦糸町テルミナ3号店」国産牛サーロインのタリアータ(錦糸町)
ハロウィンの日も関係なく仕事。
おかげで、知り合いのハロウィンイベントには全て行けない。
そんなボクへの「慰めの報酬」が仕事の後のステーキだった。
今宵は前に入ろうとして入れなかった錦糸町駅南口から徒歩1分の所にある「BASTA HiRo 錦糸町テルミナ3号店」へ。
「BASTA HiRo」、なんでもイタリアンで有名な方の店だとか。洒落た外観・内観で、大半のメニューが500~3000円で収まるお手軽な駅前イタリアンである。南口の楽天地の1階に「TomTom」というイタリアンがあるが、「BASTA HiRo」の方が比較的新しいとだけあってお洒落である。
HPにメニューがあったので見てみると、辛うじてステーキメニューに当たる「国産牛のタリアータ」というのがある。……ギリギリでステーキかな。ということで、店に入る。
入り口近くの窓際の席に案内され、早速、国産牛のタリアータと赤ワインを頼む。
ついでに国産牛がどこ産か訊く……とここで思いもよらない答えが返ってくる。
若姫牛。
へ?
若姫牛ってメキシコ産だよ。
それとも俺の思い間違いか?
すぐさま、スマホで調べるがやはり若姫牛はメキシコ産かアメリカ産。
……どういうことだ?
とりあえず、食べてから文句を言うことにした。
そんなこんなで、ステーキ配膳。
一口。
ん、美味い?
意外にも旨味もある。
薄いチーズを乗せて、
二口目。
??
チーズで旨味が消える。
その後は何も乗せない→チーズを乗せる、を交互に繰り返し食べる。
何も乗せなければ美味い。グリルの腕が良い。
若姫牛ってオージービーフ並に安いのに美味いことが多いが、ミディアムレアよりもちょいレアなタリアータで旨味が生きている。
なのに、チーズは明らかに蛇足だ。
うーん、とりあえず美味いけど、国産に偽りあり。
どうしよう?
……と思ったら、見える厨房にいたシェフがボクに事情説明。
誠意は感じた。
一応、あったことは書くが、これに対する店の対応が良かった。
ということで、グリルの腕はいいので、ちょい飲みで使えそうだ。
総合 ★★★★
素材 ★★★
旨味 ★★★★
グリル ★★★★
お洒落さ ★★★★★
メニューの豊富さ ★★★★
駅からのアクセス ★★★★★
接客 ★★★★★
コスパ ★★★★
10月30日
新規204軒目「キッチンカルネ」リブロースステーキ140g(新橋)
新橋にて、駅近くで“灯台もと暗し”な店、発見‼
今日のステーキは、この時持っていたスマホが不調な状況下において、“シチュー、カツあり”……もとい、“死中、活あり”だった。辛うじて、写真は撮れたので、今こうして遅いアップになっている。
それにしても、スマホはないとかなり困るが、ないならないなりでどうにかはなる。どうにかなったよ。
しかしながら、ここ2日間でスマホが使えないことで身心共に疲弊した。そういう時こそ、ステーキを食べて、己に活を入れる。
ステーキを食べて、己に、人生に活を入れる!
我ながら素晴らしい響きである。
そんなこんなで、今日は昼下がりに新橋駅近くの「キッチンカルネ」をチョイス。先日、新橋に行った際に新橋駅の銀座口から出て、通りを銀座方面に渡った所にある海鮮丼屋さんの隣にステーキ屋があることに気がついた。表の看板を見た感じだとステーキ中心のメニューで、ステーキに関しては高くても2000円もしない。
しかも、“国産”が売り。
“国産”ね……。例えば、オーストラリアで産まれた牛を日本で3、4ヶ月育てれば“国産”になっちゃうんだよね。だから、和牛や黒毛和牛ならともかく、“国産”という表記は引っかかる。
そんな“国産”に対する疑惑を抱きながら店の中へ。テーブル席もあるが、大半はカウンター席へ。その雰囲気からして牛丼屋、いやステーキ屋で言うなれば「ペッパー・ランチ」に近い感じ。「ペッパー・ランチ 」と違うのは食券制であること。この券売機が「やよい軒」みたいで、そこのみ異様に新しい。ともかく、リブロースステーキ140gと赤ワインの食券を購入。これで1530円。安い。
カウンター内にはいかにもパート風の50代と思わしきおばちゃん店員が忙しなく動いていて、彼女の隙を見計らってどこ産の牛か訊いてみた。
すると、
「北海道産です。黒板に書いてあります」と言うではないか。確かに券売機の上にある黒板には手書きで「北海道産」と書いてある。それでも、黒板に書いてあっても店員が直ぐにどこ産の牛か即答出来る、ということは自分の店の売り物についてよく知っているという意味では良い傾向である。
そして、赤ワインが来て、ほんの1、2分でステーキ配膳!
早っ!
って思いきや、「いきなり!ステーキ」や「ペッパー・ランチ」と同じように熱々の鉄板プレート皿に生肉をそのままだし、「ご自分で焼いてね」というタイプのやつだった。要はワイルドステーキみたいな感じ。配膳に関しては生肉をそのまま出したんだから考えようによっては早くて当たり前かもしれないけど、それだって遅い店は遅いから、これはこれで早い部類。
うーん、それにしても、この方式だと上手く焼かないと肉がカチカチになってしまう。「ペッパー・ランチ」だとワイルドステーキでも国産リブロースステーキでも油断すると直ぐにウェルダンになってしまう。
だが、目の前のステーキよく見ると、見た感じから肉が良さそう。どうやら、北海道産に嘘・偽りはなさそうだ。
それでも、恐る恐る肉をレアめに焼いて一口。
ちょっとレア過ぎた。が、悪くはないかな?
目の前に割り箸しかなかったので、おばちゃん店員にナイフとフォークを頼み、さらに一口サイズに切り、もう少し焼いて二口目。
ん……うん。旨味はさすがに少ないが悪くはない。
カチカチじゃないしね。いいんじゃないかな?
三口目。
ステーキソースをつける。
この特製のステーキソースがまた良い。
美味い。
肉でライスを食べるのはもったいないので、
モヤシにステーキソースをかけて、そいつでライスを片付け、肉をゆっくり味わう。
ズバリ、この店は肉のチョイスがいい。
鉄板プレートの皿焼くタイプのステーキにしては質が良い肉を使っている。これは同タイプの店ではない。
なので、肉を多少焼きすぎても大丈夫。140gではお試しサイズだったね。倍は食べたい。
はじめはリーズナブルさが売りの「安かろう、悪かろう」な店かと思ったが、単純に美味しい肉を手頃な値段で食べられる店だった。店外、店内にあるステーキメニューのポスターが「安かろう、悪かろう」な店の雰囲気を醸し出していたので騙された。せっかく素晴らしい肉を提供出来ているのに、外観・内観で損をしているような気がしなくもない。まあ、リーマンの街・新橋においては「“安い”が正義」という風潮も感じられるし、そんな中において“郷に入れば郷に従う”という趣で、そんな意を組んだ外観になったのかもしれない。
いずれにせよ、新橋駅徒歩1分の名店!
日によって牛の産地が違うようなのでまた行きたい。
総合 ★★★★
素材 ★★★★
メニューの豊富さ ★★★★
タレ ★★★★★
付け合わせ ★★
店の雰囲気 ★★
配膳の早さ ★★★★★
最寄り駅からのアクセス ★★★★★
コスパ ★★★★
ステーキ漂流記
10月27日
新規203軒目「レストラン東洋」サーロインス200g(浅草)
浅草に行く度に長年気になっていた店がある。
それが「レストラン東洋」である。
銀座線の地上出口を出て徒歩5秒の所にある洋食レストラン。
見るからに「じゅらく」のような雰囲気がある昭和の大衆レストラン。高いメニューでも1500円以上はない。ただ、こういう店のステーキってあんまり当たりがないから、なんとなく遠ざけていたが、今日、なんとなく行く気分になった。
中に入ると……昭和のレストランというよりは昭和の喫茶店のような雰囲気の店だった。感覚的には「じゅらく」よりも錦糸町の「三好弥」がちょっと広くなった感じ。そこで迷いもなくサーロインステーキと赤ワインを頼む。
牛はオーストラリア産。
ちょっと期待値を下げつつ、それでもオージーとして待ち構える。
しばらくしてステーキ配膳。
匂いは良い。盛り付けはいかにも昭和のレストランのステーキらしい盛り付け。
一口。
ミディアムウェルダンのような硬さだが、濃い目のタレでフォロー。
焼きすぎ。
でも、タレのおかげでなんとか食べられる。
普通?
微妙にそれ以下。
駅から5秒という以外は売りがないね。
総合 ★★
素材 ★★
グリル ★★
旨味 ★
タレ ★★★
付け合わせ ★★★
コスパ ★★★
アクセス ★★★★★
ステーキ漂流記
10月24日
新規202軒目「ごくう食堂 三流亭」サーロインステーキ200g(三郷)
ここ二日間、スマホの不調でアップが出来なかった。
全部壊れてるのではなく、画面上、ワンフィンガー分だけ死んでいる状態。
そのワンフィンガー分がメールの送信、Facebookの投稿、ブックマーク、下書き保存など、スマホを使う上で割りと重要な動作が出来なくて困っていた。
24日の夕方、錦糸町のアルカキッドにあるDOCOMOショップで修理しようとしたが、結局、臨終宣告に近い代替えをすることに。
仕事で疲れただけでなく、スマホのことでもちょい疲れた。
疲れたらステーキを食べるのが一番。
ステーキで癒すのが一番。
ということで店のチョイスだが、「ステーキ漂流記」で書きそびれた店を書いてみようと思い、三郷の「三流亭」をチョイス。
「ごくう食堂 三流亭」。埼玉でいくつか店舗がある「ごくうラーメン」の系列で、これが三郷駅から歩いて5分以内の所にある。一見、居酒屋っぽい佇まいだが、洋食屋さんでサーロインステーキが看板メニューの1つになっている。
で、先月タイミング悪く書きそびれたのは……家に帰ってからも飲み、書けなかったかな。
再訪だけど、書いてないから新規扱いで。
扉を開けると、カウンターに知ってる方が。
なんと、地元吉川の飲み仲間で、Facebookグループ「吉川ゆるカフェ」を主催している大橋さんに久しぶりに会う。なかなかオフ会に参加出来ず、偶然の再会となった。
大橋さんは一通り食べ終わった後だったので、ちょっと失礼という形でサーロインステーキを頼む。
話はマスター&奥さんも交えて、先週開催された三郷の「肉フェス」の話に。その時もボクは「三流亭」のステーキを食べてたが、話を聞くと肉がなくなるギリギリだった時のようだった。ラッキーだったけど、大変だったんだね。
っていうか、三郷の「肉フェス」は明らかに客の多さが半端なかった。「肉フェス」というブランドの凄さか?
そしてこの日は「肉フェス」の余韻が残るサーロインステーキ。
メキシコ産。
肉そのものはあっさりしているが、タレとわさびの相性良く、肉になじみ、メキシコ産の肉を引き立てた美味さがある。食べ応えは抜群。
これなら400gでもいける。
店名は三流なのに、味は一流。
そうそう、二流、三流の三流ではないんだ、店名の三
流は。
マスター夫妻の二人のお子さんの名前に「三」と「流」の字があり、それを併せて「三流亭」だそうだ。「ごくうラーメン」系列だが、系列というよりは個人経営店タイプの店。
ビーフシチューや他のメニューも気になる。
しかも、200gで1780円はお値打ち。
思わず大橋さんとワインのおかわりや、挙げ句、2軒目(焼き鳥屋)に梯子したりね。
三郷の夜も素晴らしい。
もうちょっと開拓したいね、三郷は。
総合 ★★★★
素材 ★★★
グリル ★★★★
旨味 ★★
タレ&わさび ★★★★
付け合わせ ★★★★
コスパ ★★★★
メニューの豊富さ ★★★★
ステーキ漂流記
10月24日
新規201軒目「デニーズ 南越谷店」大麦牛のサーロインステーキ(南越谷)
201軒目にしてデニる。
物凄く今更感があるが、ある意味201軒目に「デニーズ」というのもいいかも。
グリルレストランは別として、ファミレスではロイホ、ジョナ、サイゼ、ガスト、ココスは行ってて、デニーズだけ行ってなかった。近くになかったというのもあるが、これまでに行ったステーキ屋、洋食屋の近くにあったりして、それだったらステーキ屋や洋食屋に行くよね……となってかなり後回しになってしまった。
で、一応生活圏内になる南越谷にデニーズがあるのは知っていたが、微妙に歩くのでなんとなく行かなかったが、今日行く機会かな、と思ってようやく足が向いた。
リーズナブルなガストやサイゼリヤとは何かが違う。
もちろん、値段というのはある。
こと、ステーキに関してはデニーズはガスト、サイゼリヤの倍はする。かといって、ロイホみたいにアンガス牛ではなくオーストラリア牛である。が、一応、大麦牛と名乗っている。そこがデニーズの上手い所である。聞こえはいいよね。
まさしく、
「言葉の意味はわからんが、とにかく凄い自信だ!」である。
うーん、ぶっちゃけ、こういうので美味かった試しがない。
っていうか、本当に美味い牛は麦を食ってる牛じゃないように思うな。牧草とか、すっごい計算してミックスした餌とか、林檎とか、ビール……あ、ビールは大麦に近い?
そんなこんなを考えていたらステーキ配膳。ちょっと気がついたが、デニーズのウエイトレスは実に丁寧。ここだけは他のファミレスとは違う。つまり、この大麦牛のサーロインステーキにはウエイトレスのサービス代込みとみた。わずかなんだけどね。
一口。
うん、ザ・オーストラリア牛。
カチカチではないが、旨味はない。黒ニンニクのタレをつけてそこそこのステーキ。
にしても、旨味なしのちょい硬めの肉に分かりやすい脂身。普通のオーストラリア牛ステーキに200gにも満たない量で2000円というのが微妙。
で、繰返すが工夫もなしにオーストラリア牛。
これでは大麦をあげようが小麦をあげようが変わらないんじゃ……ま、大麦・小麦じゃアレだろうから、牧草だろうがなんだろうが多分変わらないよ。
可もなく、不可もなく、普通。
ファミレスなんだからこれでいいけど、何かいい所がないと少なくとも他のファミレスに差をつけられないね。
総合 ★★★
素材 ★★★
グリル ★★★
旨味 ★★
メニュー ★★★
付け合わせ ★★★
タレ ★★★
サービス ★★★(ちょっとしか変わりなし)
コスパ ★★