【ステーキ漂流記season2】
77軒目(大宮)「甘太郎 大宮東口店」甘太郎のごちそうポンドビフテキ
発端は
「甘太郎」の7月29日開催の「3人でビフテキ10ポンド喰えんのか」という企画。
面白い。
が、不安要素がいっぱいある。
そもそも、皆、「甘太郎」のビフテキって食べたことがある? 多分ないよね。
「甘太郎」って肉メニューが多いけど、居酒屋さんでしょ?
差別はよくないけど、
居酒屋チェーン店Yの「プロレスラーステーキ」の印象・味が最悪だったからね。
大丈夫かい? 「甘太郎」。
ということで、disるだけなら誰でも出来るので、【ステーキ漂流記】としては一度調査したくなった。
丁度、「ステーキのどん」でポンドステーキを食べたばかりだし、比較対象しやすいからね。
インターバルはとったが、多少、腹に肉が入ってても「甘太郎 」のステーキは美味しいか?
ということで、16時までまてないので、12時からやっている「甘太郎 東口店」へ。
昼過ぎにあった地震のせいでエレベーターが使えず、階段で4階へ。
店に入り、席へ。
パッドでの注文。
いかにも居酒屋さんらしいよね。
ポンドビフテキと赤ワイングラスを頼む。
10分ぐらい待ち、ステーキ配膳。
と同時に女性店員にタレをかけられる。
ま、いっか。
今日2ポンド目。
一口。
ちょっと硬い。が、不味くはない。
ナイフで切り、一口サイズにして二口目。
うん、タレとガーリックが十分聞いてて思わず「美味い」という声が漏れそう。
全体的に地味な旨味で脂身で食べさせるサーロインステーキにちょっと濃いタレとガーリックによる力ずくの味。
最初の一口がたまたま硬い部分だったか、全体的にはグリルも悪くない。
これなら何ポンドでもいける。
凄く美味くはないが、
「3人で10ポンド喰えんのか」イベントには向いているステーキ。
実は肉も輸入肉の割りには悪くない。
そこは「ステーキ宮」や「ウルフギャング・カフェ」(注・「ウルフギャング・ステーキハウス」とは別の店)を抱えた「コロワイドグループ」の居酒屋さんだけのことはある。
つまり、グループ内の優良店から肉が回ってる可能性がある。
「甘太郎」が「コロワイドグループ」であることを知って、実は食べる前から少し安心していた。
つまり、ポンドビフテキは「コロワイドグループ」ならではの企業努力である。
会計の際に店長らしき男性に誉めつつイベントの話をする。
元々10ポンドビフテキ企画は4月に開催予定が、熊本の震災の影響で延期し、7月29日開催が初回とのこと。
ああ~~、悔しいな~~。29日は行けないんだよな~~。
いずれにせよ、以下参考。
・1ポンドステーキはタレとガーリックで意外にも美味しい。が、濃いタレとガーリックが苦手な方は要注意。
・ナイフとフォークを必ず用意。店側のカットサイズはちょっと大きく、飲み込むのは咽に詰まらせかねないため危険。
・ビールやワインは腹が膨れるので避けること。水かウーロン茶。
・3人で挑むこと。2人で一人5ポンド(45分)はキツい。3人で、4-3-3か、4-4-2で挑むのがベター。
・挑戦前日までに、全員「甘太郎」のポンドビフテキを最低一度は食べること。味と1ポンドの感覚をつかむ。
こんな感じかな。
「味がいまいちだから10ポンドダメだった……」という言い訳が通用しない、「甘太郎」のポンドビフテキは居酒屋のステーキとしては優良である。
総合:★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★
タレ:★★★★
付け合わせ:★★★★
リーズナブル:★★★★
【ステーキ漂流記season2】
76軒目(大宮)「ステーキのどん 大宮西口店」どんロックステーキ 1ポンド
まず、声を大にして言いたい!
やるじゃん、どん‼‼
素敵な1ポンドステーキだった。✨
情報にて「ステーキのどん」の夏のフェアメニューで1ポンドステーキをやることは知っていた。
けど、個人的には評価が並の「ステーキのどん」。1ポンドにした所で質より量になるだけじゃないの、と穿った考えすりゃよぎった。
それでも行って食べてみなけりゃわからない。
「出る前から負けることを考えるバカがいるか!」
と、そこは猪木イズムで大宮に向かった。
なぜ、大宮?
地元の駅前のバーで大宮のソニックシティの1階に「ステーキのどん」があると教わったからだ。
まあ、正確にはソニックシティではなく、ソニックシティの隣のビルの1階だけどね。
ありました、「ステーキのどん」。
店に入り、席に着き、すかさず「どんロックステーキ」と赤ワイングラスを頼む。
「ステーキのどん」にはサラダバーがなく、スープバーがあり、オニオンスープで時間を潰す。
しばらくして、ステーキ配膳。
来ました!
ごっついステーキが。
分厚いよね、いいよね!
では、一口。
おお!
意外にも美味い!
ジューシー!
躍動感ある!
普通のサーロインステーキの時はこんなに美味かったか?
しかも、なにもつけなくても美味い、というのが大きい。
もちろん、「ルース・クリス」と比べちゃダメだが、
1ポンドステーキだからって、こう、肉汁がしっかりとあるのはそうそうない。
二口目も同様。
またね、わさびをつけると美味いんだな、これが!
いやね、しっかりとミディアムレアに焼いた「ステーキのどん 大宮西口店」のグリルの勝利‼
ステーキはグリルが命であることをまざまざと見せつけられた。
そこには超高級店もファミレスも関係ない。
黒毛和牛だからって、神戸牛だろうが、グリルがダメな店はダメなんだよ!
「ステーキのどん」、俺の中で株を上げたね。
「どんロックステーキ」はただ大きいだけでなく満足感もビッグだった。
7月17日は奇しくもブルーザー・ブロディの命日。
ブロディのキングコング・ニードロップのような「どんロックステーキ」だった‼‼
総合:★★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★★★
タレ:なし
付け合わせ:★★★★
リーズナブル:★★★
【ステーキ漂流記season2】
46軒目(武蔵浦和)「グリル&キッチン eee」国産牛サーロインステーキ
さあ、今日は午後から映画→「映画野郎」ミーティングだからステーキを食べるなら昼しかない。映画はTOHOシネマズ新宿で観るから新宿界隈がいいかな……と思ったが、ふと「武蔵浦和のeeeで確実な物が食べたい」と思った。
昨日は食い運が良くなかった。そういう時もある。
ならば、【ステーキ漂流記】で過去に高評価だった店に行くのが確実である。
もっとも昨日の「叙々苑」はまさにそんな感じだったんだけどね。
武蔵浦和駅を出て、「eee」(イースリー)に行こうとするが、駅の逆方面に出て少し迷い、なんとかレストラン街に着く。
あった、あった。
中に入り、カウンター奥の席へ。
メニューを見ると、ランチメニューでは国産牛サーロインステーキというのがある。
国産牛?
ホルスタイン?
北海道産?
えー、ランチタイムではグランドメニューは出せないの?
仕方なく、渋々国産牛サーロインステーキを頼む。
あれ、サラダバーがある。
前はなかったのに。
サラダバーの豆とコーンを食べ、ステーキを待つ。
すると、ちょっとしてステーキ配膳。
あれ? 匂いが良い。
これは美味いステーキの予感。
一口。
うん、ホルスタインにしては良い。
少し硬いが、脂身と下拵え、シャリアピンのタレがしっかりし、ホルスタインの美味さを引き出している。
美味い店はキリの肉でも美味い。
よく分かっている。
脂身はちょっと脂っこい。
さすがは埼玉一!
埼玉代表のグリルレストラン!
夜は夜で実力を発揮する。
【ステーキ漂流記】の歴代屈指の店に間違いなし。
総合:★★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★
旨味:★★★★
タレ:★★★★★
下拵え:★★★★
工夫:★★★★★
サラダバー:★★★★
リーズナブル:★★★★
【ステーキ漂流記season2】
39軒目(さいたま新都心)「ステーキマウンテン」サーロインステーキ
今日はさいたま新都心で人と会う約束があり、その前に時間があったので、ステーキを。
前もって「さいたま新都心 ステーキ」で検索すると、
「ステーキチャーハンの店 ステーキマウンテン」というのが出て来た。HPはなく、食べログのページもメニューがいまいちハッキリしていなかったが、いくつか探してさいたま新都心のコクーンという建物のフードコートにあるのとサーロインステーキがメニューにあることが分かった。
夕方、さいたま新都心着くとまずはコクーンを発見。お、もうすぐそこだな、と思いきや、なかなかフードコートを見つけられず20分ぐらい迷う。敷地が越谷レイクタウンのイオンレイクタウン並にある。ヤバイな……と思いつつようやくフードコートを発見。その奥にあった。
アルコール類はないので、代わりにジンジャエールを頼む。
待つこと10分。食事待ちのブザーが鳴る。ステーキ、出来たのね。
一口。
…………ん?
二口。
硬い!
不味い!
このステーキ、オーストラリア産の肉を
ただひたすら焼いただけっす。
下拵えの「し」の字もない。工夫の「く」の字もない。
「ステーキ、食べたいんだろ。ほら、焼いてやったぞ」
というのがスカスカに見えるステーキだった。
ステーキを食べるのにひっさしぶりに顎を使った。
タレがあったおかげで少しは助かったかな。
フードコートのステーキって不味い確立が高いが、またその確立を上げたね。
野球でバッターで言えば4タコ、ピッチャーで言えば2回で大炎上なステーキ。ま、そんな日もあるさ。
総合:★
素材:★★
グリル:★
タレ:★★★
付け合わせ:★★★
工夫:ゼロ
リーズナブル:★★
【ステーキ漂流記season2】
18軒目(東大宮)「ステーキ宮 東大宮店」黒毛和牛ロースステーキ150g
ついに「宮」に来た。
「ステーキ宮」である。
全国的にチェーンがあるステーキレストランなんだけど、都内には町田店しかないうえ、駅から遠い。基本的に都心にはない。町田以外だと埼玉の深谷、行田、上福岡。それも駅から遠い。そう、「ステーキ宮」は郊外のロードハウス店舗が中心。
「ステーキけん」もこれに近いが、新小岩店のようにいわゆる都心で駅近くの店舗が存在する。
「ビッグボーイ」、「ブロンコビリー」、「ステーキのどん」も同様。「ステーキ宮」だけが駅から歩ける店舗が東京・埼玉にはなかった。そこは群馬・茨城・埼玉で展開する「フライング・ガーデン」よりはっきりしている。
なので、ボクにとっては幻の強豪的なステーキレストラン「ステーキ宮」だったが、ついに、ボクが行ける圏内に、しかも最寄り駅から歩ける範囲に「ステーキ宮」が出来た!
「ステーキ宮 東大宮店」‼
「ステーキ宮 東大宮店」、あんたはエライ!
まあ、それでも錦糸町から東大宮は意外にもふぁらうぇい。それでもプチ遠足気分で東大宮まで行ったさ。
東大宮ね……「ステーキ宮」が出来なかったら一生行くことがなかったかもしれない。その点において、ありがとう、「ステーキ宮」である。
うん、駅前通りの赤レンガの道を進むと、国道だか県道だかわからないが「ステーキ宮」がでーんと聳えていた。
おお、確かに駅から近い!
中に入ると直ぐに席を案内される。スープバーとソフトドリンクバーはあるが、サラダバーはないな。なら、ステーキ単品一本勝負!
で、ピンのメニューである黒毛和牛ロースステーキを頼む。150g4580円。まあ、そのくらいはするさ。
店員にどこ産の牛か訊く。
宮城県産。
悪くはない。
15分ほど待つ。やはりサラダバーがないと待ち時間が長く感じるが、その間にこの文の前半部分を書く。
ちょうどいい頃合いにステーキ配膳。
一口。
う、うん、旨味はあるね。
二口。
!
ばっちりな黒毛和牛の旨味。そして柔らかさ。これよ!
ミディアムで頼んだが、しっかりミディアムレアでナイスな焼き具合。
これよ、これ!
黒毛和牛ステーキをやっている店でこの旨味、柔らかさを出せる店がありそうでない。同じ黒毛和牛ステーキを出すステーキレストラン「あさくま」の黒毛和牛ステーキよりも1ランク上のステーキ。その差は牛ではなく、グリルの腕、と見ている。
ところが……名物の「宮のタレ」をかけると……な、な、な、な、なんと、宮ダレで黒毛和牛の旨味が殺されているじゃないか(笑)!
これは衝撃の発見!
黒毛和牛ステーキに宮ダレはNG。
配膳の時に、
「タレをかけておきましょうか?」
と店員に訊かれたが、本当、かけなくて良かった~!
「ステーキ宮」はこの宮ダレにかなりの自身があるのか、ステーキよりも宮ダレを推している感じがする。
しかーし、ステーキ屋の主役はタレではなく、やっぱりステーキなんだよ。
結果、二度試した以外は何もかけなくても黒毛和牛ステーキは爆旨である。それが黒毛和牛なんだよ!
ということを、会計時に店員に店を誉めつつ言った。
「ステーキ宮」、ボクのヘビーローテーションに入れたいお店でした!
総合:★★★★★
素材:★★★★★
グリル:★★★★★
タレ:★★★
ステーキとタレの相性:★
リーズナブル:★★★
アクセス:★★★