【ステーキ漂流記season2】
80軒目(三郷)「焼肉 勉強」厚切りハラミ& 特選和牛
焼肉屋が連続。
こういう時もある。
三郷の「三流亭」に行く度に「焼肉 勉強」という店が気になっていた。
「勉強」と書いて「べんけい」と読む。
昨日が「叙々苑」の感覚が残っている内に行くことにした。
“厚切り”がステーキに近いので厚切りハラミを頼む。が、厚切りハラミはアメリカ産なので仙台牛を使った最上の特選和牛も頼む。
しばらくして肉配膳。
アメリカ産と仙台牛。
やっぱり違うよね。
まずはハラミを一口。
お、揉み込みがしっかりしている。
タレをつけるとさらに美味い。
続いて仙台牛。
!
「叙々苑」より美味い。
誠の仙台牛‼
美味いね~。
実力発揮!
店長から特選和牛の話を中心に肉のレクチャー。本当に勉強になった(笑)。
せっかくなので仙台牛おかわり。
仙台牛、3980円だから、
合計12291円。
昨日の「叙々苑」の三倍した(笑)。
でも、これでいいのだ。
総合:★★★★★
素材:★★★★★
下拵え:★★★★★
タレ:★★★★
リーズナブル:★★
【ステーキ漂流記season2】
42軒目(三郷)「はすぬま」トップロインステーキ
今回は前回から4時間後ぐらいの話。
なんとかブランクをあけた。
同じ県道沿いにある「星乃珈琲店」で一休み。
連続ではキツいので夕方からで。
すると、確かに「いわたき」から「はすぬま」になっていた。
うん、名前以外は同じようだ。
というか、「食べログ」には「いわたき」は「閉店」という扱いのようだが、実は「閉店」はしてなくて、
「はすぬま」としてリニューアルオープンしたのでは?
なので、あれは「閉店」ではなくて「旧」とか、リニューアルという言葉が適切では?
三郷の「いわたき」は昭和57年にオープンし、10年前に「ステーキけん」に吸収されても屋号は「いわたき」のままだし、メニューも「けんステーキ」等ではなく、ここでも他の店舗とは違っていたが、ついに「ステーキけん」には合わせずに「ステーキけん」と「いわたき」からの支配(?)を逃れて「はすぬま」になった、と。
だから、会社的には親会社から離れたから、これまで払ってたであろうグループ料から逃れてのびのびやる。
つまり、そういうことではないかな。
そういうこと、……てか夕方というにはちょっと早いからか客は4割ほど。…………いやね、もう少し遅くても良かったが、あんまり待てないからね。
とりあえずカウンター席へ。
ステーキとワインを頼んだあと、お待ちかねのサラダバー。
「ステーキガスト」と比べると種類が若干豊富。
「ステーキガスト」の時と同じようにポテトサラダとコーン、それとマカロニサラダも盛る。
食べると……明らかに「ステーキガスト」よりもサラダバーが美味い。
……ちょっと嫌な予感がよぎった。
すると食べてる途中でステーキ配膳。
早い。
ん、匂いがいまいち。
嫌な予感がする。
一口。
……。
明らかに「ステーキガスト」よりも美味しくない。
下拵えが弱い。
ただ焼いだけ。
いかにも何の工夫もないオーストラリア産っていう感じ。
……。
もう一度、タレをつけずに二口。
……。
同じく味気ないオーストラリア産のステーキの味。
……そうなんだよ。
これが真の姿なんだよ。
悪い意味で、創業当初から変わってない。
たしかに、オーストラリア産の牛肉。旨味は少ない。
そこで、店特性のタレをつけて食べる。
うん、タレの味。
そうなんだよ。三郷の「いわたき」は味気ない肉にタレをつけて、タレの味を味わう。
昔はそれで良かった。
当時はステーキ専門、グリル専門のレストランなんて知らなかった。「すかいらーく」のステーキと比べると「いわたき」の方がステーキらしい。
それとサラダバーも美味い。
うん、子供の頃はそれで良かった。
けどね、中学ぐらいから疑問を感じてたよ。
(ステーキ、そんなに美味くないよな?)
(ぶっちゃけ、サラダバーの方が目的じゃない?)
となんとなく、思ってた。
ということで、徐々に足が遠退いた。
去年、20年ぶりぐらいに「いわたき」のステーキを食べた。懐かしさを多く感じたためか、その時はオーストラリア産の味気なさは若干シャットアウト。
けどだ。
こちとらステーキをバリバリ食べてます。
今日も同じようなグリル系レストランで同じような輸入牛のステーキを食べた。
「ステーキガスト」のステーキはタレがなくても十分美味かった。
ところが、「いわたき」改め「はすぬま」のステーキはどうだ?
明らかに下拵えが足りない。
グリルもミディアムレアにしては焼きすぎ。
明らかに劣る。
「ココス」辺りのステーキと一緒だ。
グリル系レストランのステーキにしてはいまいちだ。
今日はっきり言える。
そうだ、同じ系列だったせんげん台の「いわたき」のけんステーキの方が美味しいぞ。
ん、もしや?
……
そうなんじゃないか?
同じ「いわたき」でも、ちゃんと親会社である「ステーキけん」の言うとおりにメニューを「ステーキけん」にした所は、「ステーキけん」が駆使したルートからオーストラリア産のいい肉をもらっているのでは?
それとグリルの腕が良いシェフがあてがわれているんじゃないかな?
それを妙なプライドで突っぱねていたから、いつまでたってもダメなステーキをタレやサラダバーで補っていたんじゃないか?
今日こそはっきり断言する。
三郷の「いわたき」=「はすぬま」のステーキは他のステーキ専門店やグリル系レストランとしては並以下。
「ドラコンボール」で言えばヤムチャのようなステーキだ。
ヤムチャも天津飯やピッコロ、べジータなどが登場する度にランクが下がった。
三郷の「いわたき」も「ビリー・ザ・キッド」や「ミスター・デンジャー」、「ステーキガスト」に抜かされていた。
そう、「水戸黄門」のオープニングテーマで言うところの、
「あーとか~ら~、きぃーた~の~にぃー、お~いこーさーれ~~」
である。
結論。
グリル系レストラン、ステーキ専門店の主役はステーキ。それをサラダバーで補うようじゃダメなんだ!
「はすぬま」も泣くのが嫌ならステーキを美味くしろ!
「ステーキガスト」と「はすぬま」では、
「ステーキガスト」に軍配が上がった。
ようやく、「いわたき」に関するモヤモヤが解けた‼
総合:★★★
素材:★★
グリル:★★
付け合わせ:★★★
タレ:★★★
サラダバーのサラダ:★★★★
フルーツ:★★★
カレー:★★★
リーズナブル:★★★★★
アクセス:★★
【ステーキ漂流記season2】
41軒目(三郷)「ステーキガスト 三郷」赤身ログステーキ
今回と次回は連作になる。
次回の店が今日の本命になるが、
ふと三郷の「ステーキガスト」に行くことを思いついた。
この店はとにかく最寄り駅から遠い。自転車で行くしかないが、そうするとさらに遠い。
こうなると思いついた時に行くしかなく、今日が絶好のチャンス。
それにしても、むちゃくちゃ遠かった。自転車で40分はかなりの距離。
つねにスマホに出して、店までの道程を地図を見ながら行った。
やっとこさ着く。
おっ、そこそこ客が入っている。8割ぐらいの入り。
さっそくステーキを頼み、サラダバーへ。
サラダもデザートもちょっと少ないかな。
ポテトサラダとコーンと枝豆を食べている途中でステーキ配膳。意外と早かった。
さっそく一口。
おお、いいんじゃないか?
オーストラリア産かアメリカ産だが、
塩・胡椒の下拵えが良く、グリルも良し。
輸入牛にしては優等生。
旨塩をつける。これまた美味い!
これ、ピンのメニューならさらに絶賛したかもね。
そうでなくても、ハンバーグやステーキのメニューをメインにしたグリル系のレストランとしては上出来である。
輸入牛でも下拵えとグリルがしっかりしているから、リピーターが多い。
「ステーキガスト」をバカにしちゃいけない。
っていうか、店名にガストの名前が入ってるから軽く見られちゃう。
店舗2軒でどちらもグリル系レストランとしては優等生。
ただし、サラダバーは普通。
むしろ、ちょっと雑。フルーチェみたいなのが美味く、お代わりしちゃった。
サラダバーは雑でも、ステーキが美味しければOK。
いずれにせよ、別店舗でもいいからまた行きたくなる。
みんな、騙されるな!
「ステーキガスト」は「いきなり!ステーキ」なんかよりも遥かに上だ‼‼
総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★★
下拵え:★★★★★
タレ:★★★★
サラダバーのサラダ:★★★
フルーツ:★★★
ゼリー:★★★
フルーチェ:★★★★★
リーズナブル:★★★★
アクセス:★
【ステーキ漂流記season2】
15軒目「三流亭」サーロインステーキ300g
一昨日の話である。
ブランクが空いたのは単にアップしそびれているだけで、この時のも危なくそうなる所だった。
この日の夕方に地元(埼玉県吉川市)近辺でステーキを食べたくなった。予算は3000円ちょいで。そこそこの量を、しかもなるべく美味いのが食いたい。
となると、大分限られる。
新越谷の「LIKERS」のTボーンか、
吉川駅南口の「オステリア・カルドッチョ」のTボーンか。
いや、Tボーンはいらん。
となると、三郷の「あさくま」のオージーをガッツリいく? いや、「あさくま」だとサラダバーがあるし、あれがあるとサラダバーもガッツリいきたい。
あ、そんな時の「三流亭」だ!
たしか、200g以上もある!
余計なサラダバーが付かず、しっかりとTボーンではないステーキを食べるなら吉川・越谷・三郷地区なら「三流亭」である。
そう、ここは東京じゃない。ビリーやデンジャーやヒーローズはない。だから、「あさくま」とか「いわたき」とか「ステーキガスト」のようなサラダバー付きの店が台頭しちゃう。
かといって、「ステーキのどん」や「ココス」は並だし、「フライングガーデン」は近くにないし、「びっくりドンキー」には入る気はなかった。
そこで街の洋食屋タイプで、しかも駅から近い「三流亭」だ。
店内に入る。ちょっと久しぶりだったがマスターも奥さんも覚えてくれている。嬉しいよね。
いつの間にかに1700円台と1900円台(細かい値段忘れた)でステーキコースなるものがある。けど、今日はガッツリいきたいからサーロインステーキを300g頼んだ。
で、配膳されたのが写真のステーキ。
ポンドには及ばずも分厚い。
切り心地が良い。
一口。
うん、タレとバターとワサビがしっかりあっている。いいよね!
美味いよね!
メキシコ産の若姫牛は秋葉原の「ヒーローズ」と同じだけど、サーロインを分厚くいただけるのは「三流亭」ならでは。
また、タレとの相性が抜群。街の洋食屋さんでありがちなのは独自のタレで肉を殺すケース。デミグラスソースがかかってたら最悪たよね。ポン酢もあんまり好きじゃない。このタレとワサビで若姫牛の味をより高めている。
こういうのは東京のステーキハウス系には出来ない。街の洋食屋さんの技ありのステーキ!
その後もビフカツをいただいたり、
マスター自慢のトマトソースのパスタを頼んだり、
飲んだりで、
何だかんだ5000円以上使っちまう。
パスタは出来合いのトマトソースとは違った手製だけあってマイルド。
ああ、やっぱりミニパスタや前菜が付くステーキコースにすれば良かったじゃないか~。
それは、次回再訪時にするか。
総合:★★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★★★
付け合わせ:★★★★
タレ:★★★★★
パスタ:★★★★★
リーズナブル:★★★★
【ステーキ漂流記season2】
4軒目「ステーキのあさくま 三郷店」和牛サーロインステーキ150g
「三郷にあさくまが出来た!」
という情報を昨夜バー「RUCCI」で飲んでいる時に聞いた。
どこ?
え? 元「ピザハット」の跡地?
じゃあ、駅から近いじゃん。
あそこは元々「ジョナサン」で、通りの対面には昔「早稲田スイミングスクール」があった。けどそこは県道29号から少し外れた場所。しかも、近隣にピザーラもあるからそれほど珍しくなかったはず。
グリルレストランや肉の店もいっぱいある。その近くに「びっくりドンキー」があるし、県道29号をもう少し行くと「いわたき」(=「ステーキけん」)もある。さらには「ステーキのどん」もあるし、新三郷には「ステーキガスト」だってある。駅の周りは焼肉屋が2、3軒あるし、三郷でステーキNo.1の「三流亭」も忘れちゃいけない。
そんなステーキ激戦区の中で後発の「ステーキのあさくま」は、これまでに聞いたことがあるけど、千葉県を中心にした店舗展開で行ってなかった。だから行ってみたい店だったんだよね。
店内に入る。早速サラダバーが目につく。
そう、ここではステーキを頼むと、値段に既にサラダバーの料金が含まれている。いわゆる、「いわたき」、いや世間的には「ステーキけん」方式ね。これをやることで、待ち時間のイライラを解消。
それで、和牛サーロインステーキの牛の産地を訊くと……3分ぐらいかかってようやく鹿児島県産だとわかる。
うん、これならそこそこのクオリティを期待出来る。
サラダバーのサラダはまあ普通だが、たい焼きが機械ごとあるのと、アイスがメニューがありカラフル。そこで「ステーキけん」や「ステーキガスト」に差別化した様子が伺える。
そして肝心のステーキが配膳。
一口。
ん?
おお?
強烈ではないが肉汁、いや黒毛和牛特有の旨味がしっかりある。
二口。
うん、やっぱりしっかりとある。
これならタレはいらない。
グリルでも殺されてない、真の黒毛和牛ステーキの味!
ホームランじゃないけど、シングルヒットという感じ。
つまり、黒毛和牛のステーキで150g4000円はとるが、それに見あった仕事はしている。これなら後発でもいい勝負が出来る。
これでチェーン展開しているグリルレストランで今のところ行ってないのは「ステーキの宮」ぐらいだな。待ってろよ、宮!
総合:★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★★
サラダバー:★★★★
付け合わせ:★★★
アクセス:★★★★★