お隣の国の話なので報道されてもどうしょうもないのかと思います。
それでも報道するのには韓国が好きで韓国旅行する日本人や日本に滞在されている韓国人への情報にも聞こえます。
また、日本社会でも同様の問題は起きましたし、起きる恐れがありますので注意喚起にはなるのでしょう。
動機は調べているようなのです。
その前に起きた韓国の通り魔事件での犯人の動機は「生きていきたくない」「思い通りにならない」と言う日本でも聞き覚えのあるような話をしているそうです。
思い通りにならない社会なのは当然なのですが、それを教えて貰えていなかったのでしょうね。
頭で理解すると言うよりも体験で理解して社会に出る前に理解しておかないと不幸な時代です。
田舎者が都会に出てその厳しさに打ちのめされるような高度経済成長期の日本ならありそうな話でした。
倫理観での立場が180度逆転するとでも言うような状況が起きるのでしょうから。
それまで大切に育てられた学生が、社会に出た途端にその厳しさについていけなくなるようなのが良いのか二つの意味で考え直す必要があります。
一つは勿論新入社員への配慮とそう言うような体制づくりでしょうし、それ以前にそれを指導出来る経営者の育成なのかと思います。
新入社員が3年までに辞めていくような会社の経営者を良く言うような経済誌で良いのかです。
また、辞めていってしまうから社員教育環境も改善されないのかと思います。
結局、競争社会の原理は経済的に働いてもそれが全てではなく、むしろ社会的な貢献の方が重いのでしょう。
社会貢献をするような雰囲気でその中の人が孤立していくなら仕方ないのですけど、それを孤立させていくような組織は最悪です。
もう一つの意味はあまりに学生時代の教育やその他活動が生温いのです。
特に大学生の場合、まさに遊べる最期のチャンスとばかりにはしゃぐのはどうかと思うのです。
自己管理は勿論、その他にも計画的に行動するような習慣を付けて金銭管理などの意識を高めないと桁違いな状況になるのでしょうから。
アルバイトなどで社会への接触の機会を増やして社会慣れしていればまだ上手くやろうとするのでしょうけど。
現実にはかなり対応が難しい状況も双方にあるのが実情でしょう。
完璧な状況なんて以前なら兎も角、リーマンショック以降の厳しさが残る状況のままなら学生気分では通用せず、テレビ業界のように反対に社会人になってむしろ俗な状況になるような業界もあるのかと思えてきます。
とりあえず、東アジアにおける儒教的な文化、縦社会を欧米におけるような雰囲気で考察しても無意味です。
それに日本だけでなく、韓国や中国でさえその戦後教育は一貫として自国の都合や国際的な流れで成績評価で優秀なのがいいとされ協調性は二の次になる恐れすらあります。
通り魔事件などの対策は事件そのものの対策の他に、社会的なフォローも要るのかと思います。
特に自暴自棄にならないようにさせる為の社会的なセーフティネットは検討するのも手段ではないかと考えます。
犯罪的には思い止まらせるような防犯カメラや安全パトロールが有効だと以前の事件の対策から記憶しています。
最後にこれを書いてしまうのはドンデン返しなのですが、韓国社会は儒教的な習慣が違って縦社会でも上は下の面倒を見ない、また男女でも対立するほど意見が強いお国柄なので日本とは違うと言うしかないのです。