何故、一度失敗した国が再度関与しようとするのか疑問でしかない。
意外とタリバンは日本の支援が欲しかったのだろう。
日本の支援なら、独立でタリバンが政権を維持出来るから。
だが、実際にはそうはいかなかった。
現実問題として中国と言う選択肢もあったろううが結局ロシア主導の会議に出ざるを得なかった。
三つの大きな問題があるのかと思う。
一つはタリバンの思想が原理主義で現在の世界的な多様性等に合わない。
もう一つは貧困なのかと思う。
そして、三つ目が過激派組織「イスラム国」(IS)のテロである。
>大規模テロは2週連続で、タリバンの治安維持能力の限界を浮き彫りにした。
治安への支援と言う意味でも日本は貢献してきていたのだろう。
ロシア主導の協議で何を決められるのかに掛かってくるのだが、見えてこない。
>支援金は、他国から正式な政権として承認されていないタリバンの暫定政権ではなく、現地で活動する国際機関に対するものだと強調した。
問題はどう安定化を図り、国際的に認められた国として豊かになるようにするのかなのだが、それの計画を提示していけるのかだ。
前提にあるのはイスラム教の国として他のイスラム教の国から支援を受けるだけの状況が必要かと思う。
宗派に関係なくイスラム教の国として貧困から脱却する事でイスラムのイメージも変わる。
その為の大前提が過激派組織「イスラム国」(IS)の妨害を無くす事なのだが。
勘違いしていると思うのは安定して人権が保たれるなら、他の国から国として認められ、イスラム教の国として認知されるのにそれを妨害している。
更にテロでは誰も支援しないし、イスラム教全体の印象も悪くする。
外から見ていると確実に不毛な戦いで貧困状態を悪化させている。
また、関わると碌な事無い。
言い方が悪いがソマリアやイエメン、シリア、イラクなどと同様に貧困、内乱、テロが勃発して治安が悪い。
そして教育がまともに行われないでまたテロ組織等に加わる若者を出す、悪循環に陥る。
更にコロナなどの対策も問題になる。
人道的には立ち直らせたいのだろうが、邪魔は入ってもまともな国は相手しないと言う状況である。
せめてもが交渉の余地を見せられるだけの譲歩がないと難しいのかと思う。
中国ですら手を出さないところを見ると再建の可能性が低いのかと思う。
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