高橋洋一氏「全然勘違いしてる」都知事選出馬表明の石丸伸二安芸高田市長を辛らつ評価「メッキはげる」「何が業績?」(デイリースポーツ)
東京都知事選挙と言うのは古くは美濃部元都知事時代から都民の問題だけでなく、一種のモデルケースとしてマスコミの報道対象にされてきました。
それは他県がローカルニュースで議会の内容を要約するのと違い、必要な課題は全国への報道でも流されます。
そして余程の危機でも無ければ、極端な例として青島元都知事のように都京都が伸びなくても正しい事を通す気質があるようです。
今回の石丸伸二氏の都知事選挙出馬でも主旨が違うような点があります。
安芸高田市は現代風の変化で若者に人気なスタイルを作る手法を試したのだと思います。
その結果、ネットでの関心を呼んだところまではかなりの進展です。
本来なら、成果まで出してと言うような話にもなるのでしょうけど、おそらくそれを計算づくで上手く行かない事も想定した行動なのでしょう。
とっかかりは成功したので次に更に知名度や考えの拡散で改革を進めたいのではないかと思うのです。
つまり、一極集中の弊害を避けられるような都政とは何かを考える必要性が高まったと言うのは最近の流れなのかと思います。
一方、高橋洋一氏はおそらく政治家の手腕として東京都を国際的な経済活動の拠点に格上げしたいような積極派でしょう。
今の小池都知事にしてもそうなのですが、東京都から何を始めるのかの方向性が違いますよね。
東京五輪にしても稼ぐではなく、コロナの苦難の中でやり遂げたように見えます。
最先端の行政と言うだけでなく、多様性や持続的な社会をどうするのかが鍵なのかと思います。
中国がロシア寄りで旧西側から経済制裁の対象にされ、かつバブル崩壊で苦戦する中、日本が再浮上するチャンスではあります。
その時に再開発やインバウンドで東京の姿も変わり、より国際化の中でどうするのか問われているように思います。
所詮、石丸伸二氏が当選しても知事として孤立します。
孤立しないためには何処かの党、または保守系全体と意見形成出来ないと上手くいきません。
おそらくはそれがスムーズに運ぶなら、小池都政で雑多になっている東京を少しは纏まりのある姿に変えられるのかと思っています。
変わらなければならないのは一極集中の中心地から国際的な都市としての整備や将来像なのでしょう。
その意味からも今の問題点くらいは片付けないと最悪な状況は無くすべきです。
川勝静岡県知事のリニアの扱いではありませんが、進めるだけがいいとは限りません。
慎重に行う点はチェックしていくのもより難関なプロジェクトには必要です。
基本的には今の東京は既に色々とあってなかなか現在のシステマチックな都市構想には向きません。
本当は遷都などの手法でスムーズな都市に生まれ変わらないといけないのでしょうけど、それすら難しい歴史があります。
現実的な話をすれば最先端なモデル都市に生まれ変わるような余裕がないので所詮マスコミが盛り上がる為に使われてしまう程度の政治ショーでしかないように予想されます。
仮に昭和の頃のニュータウンを団地スタイルから違うようなモデルに変えるならそう言う点でシステマチックな都市を創造するのが良いのかと思っています。
自動運転システムや電気自動車など、また太陽光パネルによる発電などその地域ごとサステナブル社会のモデルを導入していくのが出来れば更に東京としての名誉なのでしょうね。
やらなければならないような事は多いのにそれを構想出来るような考えの人がいないのが残念です。
先ずはマスコミの中心地を他へ移してでも今のだらけた雰囲気のテレビ制作を変えないとボトムが向上しないのでダメでしょう。
幾ら書いても所詮既に迫って来ていますから、また岸田首相同様に竜頭蛇尾的な話になったように、現実を掘り返すと何か出てくるような政治では有権者は限界なのかと思います。
誰が相応しいではなくて、今の東京の問題点を解決するにはこう言う能力や構想、それに実現するだけの状況が必要ですから。