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天の「時」、地の「利」、人の「和」

2012年06月04日 20時34分05秒 | 生活・文化
「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず」・・孟子

天と地と人とはそれが物事の順序の形態を表しているというらしいが、
天と地と人とが同時につながる時、はじめて人はその順序が理想なのだと唱えるのかもしれない。
理に適っている時、人はその原理を知らない、野山は美しく、人も和やかだ。
そしてその時、人は地にも天にもならないのだ。
そもそも人自身が地の利、天の時を目指すなら、それは人間の和を必然的に乱すと共に理想的な生活社会は崩れていくだろう。
そんな崩れた時代には、人の和と言うものが無いのだから人と思える人間もいなくても通常と言えよう。

さて、今の時代はどうだろう?
天の時、地の利を求めても、基本となる人の和が原点とならなければ、せっかく心がける人の和もすぐに地の利に吸収され、消滅される連続ということになってしまうだろう。
そういう場合の地の利などは地獄の利に等しく、それに天国の裁きということではないか。
あの世に天国と地獄があるならば、人間が生活するうえでの必ず守らねば成らないのは人の和である。
この世に天の代わりも鬼の代わりも皆無となるのだ。
物事の三才の一番最後は人の和だ。人の和より後は何も無い。人の和に仲間はずれの者の存在など何も必要ない。

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