世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

イヴ

2016-12-24 04:19:30 | 冬の日差し・夏の月

さて、今日はクリスマス・イヴです。今年も誰かにプレゼントは用意しましたか。
誰かに堂々とプレゼントができる日があるのは、うれしいですね。

彼、試練の天使は、かのじょの人生を引き継ぎましたが、子供たちにクリスマスプレゼントをあげる習慣はもうやっていません。なぜというに、天使がそんなことをすると、ちょっとつらいことになるからです。

かのじょはずっとそんなことをやってきましたけどね。母親ですから、当然だと思ってやってきたのですが、そういう、普通の人間のおかあさんがやることを、ずっとやってきたせいもあって、とうとう、人間のためにあらゆることをやりすぎたことになって、人類の天使としてやっていけなくなったのです。

こういう時代ですから、仕方のないことだったとはいえ、結末はとても悲しかった。だから彼は、子供にプレゼントをしてあげたくても、しないのです。子供たちも、なんとなくわかっている。特に末の子は、母親の愛を十分に拒否してくれます。彼にはわかるのです。天使の母には愛してもらってはいけないことが。

この人間世界は、人間が、愛を学ぶためにあるのです。人間が、愛を発してやらねばならないことを、天使がやりすぎてしまうと、人間の方が大変なことになるのです。愛の世界の決まりには、いろいろなことがあるのですよ。それをこれから、たくさん学んでいかなくてはなりません。

神からいただいた頭や手や足を使って、愛することができるときは、存分に愛してあげなさい。それをする時間くらい工夫すればあるのに、PTAの役員をしないのは、とんでもない損ですよ。子供たちのプレゼントを買うのにも、十分に時間をかけて悩みましょう。喜んでもらいたいという気持ちを表現できる品物を、十分に吟味しましょう。

愛することができるのに、愛さないのは損だ。後で絶対に後悔する。なぜあの時、もっとあの人のためにやっておかなかったのかと。

過ぎてしまった時間は取り戻せない。今、愛している人がいて、その人のために何かができるのなら、進んでそれをやりなさい。愛する人を愛せる時を、逃してはならない。

クリスマスは、そんなこと考えるのに、とてもいい日です。





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