ダイアナを描いた絵を見つけました。こうしてみると、本当にかわいらしい女性だ。暖かな愛が、この人の中にあるのがわかる。
ですがこの絵を見ると、少し苦しい気持ちにもなります。きれいな服だけど、もっと似合う服を着せてほしいという気持ちになる。
ダイアナは、こんなおとなしいドレスよりも、もっと快活さを感じる明るい服がいいと、わたしは思うのです。
わたしなら、彼女の良さがもっと映えるような、明るくて、機能的で、すばらしくセンスのいい服を着せてあげるのに。
彼女を愛していたら、だれでも自然にそんな服を選ぶだろうに。
王宮というところは、とてもつらいところだったのでしょうね。驕慢と虚栄にまぎれて、とても痛いものが隠れている。上等な美しい服に見せているけれど、この服はまるでお仕着せの鎧のようだ。
いいことをしてあげるふりをして、ダイアナの本当の美しさを殺している。
あの人を本当に愛してくれた人は、きっとあそこにはいなかったのでしょう。
今日はクリスマスですね。サンタからプレゼントはもらいましたか。うれしかったですか。誰かに愛をもらうことは、とても幸福でしょう。
その気持ちを、ほんの少しでいいから、ダイアナにも分けてあげてください。こんなきれいな人を、不幸せに死なせてしまったことを、何も悔いないでいてはいけない。愛していると、言ってみてください。
心の中で、もっと彼女に似合う服を、着せてあげてください。