そういえば。ビッグ3…というか、GMについてはよくわかんないな。
どっちが本当なんだ?
様々な情報を見て、だいたい以下の視点が真っ二つ。
GMにこの苦境を乗り切るだけの企業資産…技術があるかないか。である。
「ある」とする方の意見としては、GMは、古くからの従業員に対する福利厚生や年金といった、所謂「レガシーコスト」が問題なのであって、それがなければ十分に技術力があるとする意見。
技術研究も、日本のトヨタですら、足元にも及ばないだけの投資をしていたし、今回完全救済されたり、事実上の国営化にされたりしたら、まだまだ強い。
自動車産業は、アメリカの国策事業だから、一気に充電スタンド等のインフラを整えたりとかで、日本やドイツメーカーを出し抜き、各国より一歩先んじるという話。
一方、「ない」とする意見としては、アメリカ受けするSUV(ジープとかの大型・悪路用の車)ばかり作っていたので、時代の潮流に完全に置き去りにされていたというもの。
小型化は日本の専売特許みたいなものだし、ハイブリッドカーの技術も、はっきり言って現在日本にしかない。今や、エンジンの重低音が人気のポルシェですらハイブリッドの研究をしており、次世代自動車は確実に「環境技術」。この点をアメリカは相当蔑ろにしていたという話だ。
ちなみに、俺どっちもワリと真実を突いていると思う。
日本にいると、なかなか実感できないかもしれないが、むしろ舗装されていない道路の方が多いという観点が、後者の「環境技術万歳!」論には欠けていると思う。実際この間、トヨタがSUVのフルモデルチェンジを何年かぶりに実施したところ、海外では飛ぶように売れ、大好評だったそうだ。需要は絶対に多い。
だから、俺はGMが生き残る術はあると思っている。
しかし、このダラダラとしたビッグ3の死ぬ死ぬ詐欺じみた現在の状態が、後者の意見にも力を与え、さらに「潰れるかもしれん」という思惑からユーザーサポートの面での不安もあり、いわば「世論がビッグ3を潰すかもしれん」という、瀬戸際まで来てしまっているのだと思う。
ビッグ3のCEO達の自家用ジェット出勤報道なんて、その醜いマスコミの扇動の最たるものだし。
つまり、どちらに転ぶか誰にもわからん状態で、百家争鳴といったところなのだ。
俺が過去、持っていた信条として、こういったものがある。
「50%以上の確率で間違っていない事柄があれば、口に出してみる事をオススメする。間違っていれば訂正すればいい。的中してれば尊敬されるぞ」
確かに、拙速を尊ぶブログという媒体にあって、この信条は正しいように思えるんだけどなぁ。
でも、俺、この件についてはビッグ3が本当に終了するかどうか、まだわからないのだ。
断言している各種ブロガーさん達は凄いなぁ。あれだけ自信満々に断言して、外したらスルーなんだろうか。
まあ、確かにブログの過去記事って、読んでる人は極端に少ないけどね。
トヨタがGMを越える日 ―なぜアメリカ自動車産業は没落したのか
ミシュリン・メイナード (著), 鬼澤 忍 (翻訳)
どっちが本当なんだ?
様々な情報を見て、だいたい以下の視点が真っ二つ。
GMにこの苦境を乗り切るだけの企業資産…技術があるかないか。である。
「ある」とする方の意見としては、GMは、古くからの従業員に対する福利厚生や年金といった、所謂「レガシーコスト」が問題なのであって、それがなければ十分に技術力があるとする意見。
技術研究も、日本のトヨタですら、足元にも及ばないだけの投資をしていたし、今回完全救済されたり、事実上の国営化にされたりしたら、まだまだ強い。
自動車産業は、アメリカの国策事業だから、一気に充電スタンド等のインフラを整えたりとかで、日本やドイツメーカーを出し抜き、各国より一歩先んじるという話。
一方、「ない」とする意見としては、アメリカ受けするSUV(ジープとかの大型・悪路用の車)ばかり作っていたので、時代の潮流に完全に置き去りにされていたというもの。
小型化は日本の専売特許みたいなものだし、ハイブリッドカーの技術も、はっきり言って現在日本にしかない。今や、エンジンの重低音が人気のポルシェですらハイブリッドの研究をしており、次世代自動車は確実に「環境技術」。この点をアメリカは相当蔑ろにしていたという話だ。
ちなみに、俺どっちもワリと真実を突いていると思う。
日本にいると、なかなか実感できないかもしれないが、むしろ舗装されていない道路の方が多いという観点が、後者の「環境技術万歳!」論には欠けていると思う。実際この間、トヨタがSUVのフルモデルチェンジを何年かぶりに実施したところ、海外では飛ぶように売れ、大好評だったそうだ。需要は絶対に多い。
だから、俺はGMが生き残る術はあると思っている。
しかし、このダラダラとしたビッグ3の死ぬ死ぬ詐欺じみた現在の状態が、後者の意見にも力を与え、さらに「潰れるかもしれん」という思惑からユーザーサポートの面での不安もあり、いわば「世論がビッグ3を潰すかもしれん」という、瀬戸際まで来てしまっているのだと思う。
ビッグ3のCEO達の自家用ジェット出勤報道なんて、その醜いマスコミの扇動の最たるものだし。
つまり、どちらに転ぶか誰にもわからん状態で、百家争鳴といったところなのだ。
俺が過去、持っていた信条として、こういったものがある。
「50%以上の確率で間違っていない事柄があれば、口に出してみる事をオススメする。間違っていれば訂正すればいい。的中してれば尊敬されるぞ」
確かに、拙速を尊ぶブログという媒体にあって、この信条は正しいように思えるんだけどなぁ。
でも、俺、この件についてはビッグ3が本当に終了するかどうか、まだわからないのだ。
断言している各種ブロガーさん達は凄いなぁ。あれだけ自信満々に断言して、外したらスルーなんだろうか。
まあ、確かにブログの過去記事って、読んでる人は極端に少ないけどね。
トヨタがGMを越える日 ―なぜアメリカ自動車産業は没落したのか
ミシュリン・メイナード (著), 鬼澤 忍 (翻訳)