あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

現在の日本の景気

2008年12月12日 22時54分24秒 | 日常ネタ
 先日、役持ちの社員が全員集まって、くだらない会議があった。
 それで、唯一面白かったのが、クソ長い社長の話だ。

 いや。冗談でもなんでもなく。
 社長や営業という人種の話と、経済状況は直結している。IT業界というのは、仕事を持っている人は忙しいので、「仕事がない」というのを、なかなか実感しにくい。社長は営業頭みたいなもんだから、俺みたいなブログ書きにとってはなかなか参考になる事を言ってくれるのだ。

 それに、社長はここ数年ですっかり特亜嫌いになった。(中国企業オフシェアや雇った中韓人にさんざん裏切られた結果)俺が唯一尊敬に値すると思っている上司も、俺との賞与査定の面談の時、ワロス曲線を話題にする等、ウチの会社はなかなかいい方向に動いていると、俺は思っている。

 この不況も、人材確保のチャンスとして捉えているようだし、ああ。まだまだ大丈夫そうだなぁ。とか思っていたりする。

 まあ、枕詞はこれぐらいにしておいて。

 社長と、営業トップの口から漏れた日本経済の空気はなかなかシビアだった。

 仕事量、4割減。ちなみに近畿圏である。

 外国人・老人・新人・準新人あたりは、既にほとんど仕事がないとの事。
 また、秘密保持、個人情報保護法がらみのコンプライアンス関連が、弱者…孫受け、曾孫受けの業者を強烈に締め付けている…との事だった。


 つまり、昔は巨大なプロジェクトがあったら、中規模のサブプロジェクトに分割して、俺ら中小企業に投げてくれてたんだが、情報が外に持ち出せなくなってしまった。
 中小企業の社員は、派遣という形で大企業に出向するしか道がなくなってしまったんだな。

 するとどうなるかと言うと、仕事を持ち帰って、新人教育の教材代わりに使ったりとか、そういう人材育成面で相当な支障が発生しており…。なおかつ大企業はこの不況で、新人を爪弾きにしているのだ。

 ウチの業界は、今後黒字倒産続発も有り得るとの事だった。

 いやあ。なかなか興味深い話だった。今回の金融危機を、リーマンの破綻から説明する辺りも、なかなか勉強している。いち早く内定取消の社会問題化を予測していた事といい、流石に現実の感覚がわかっている。

 社長は、アメリカが上向かないと、日本も上向かないと思っている。
 うむ。その点はまったく同感だ。社長は、4月以降、景気が底打ちすると考えているようだが…。どうだろう。

 ま、なんにせよウチは余裕しゃくしゃくっぽいな。
 仕事量4割減についても、「まだ6割もある」とか言い出す始末だし、ウチの会社の規模を考えると驚異的なんだが、無借金経営だしな。
 外資の銀行が撤退してからは、担保がなければまったく金を貸してくれず、担保があっても異常にシブチンのメガバンク系がハバを効かせてからは、中小企業はムチャクチャ苦しい。

 内需確保か…。公共事業ばしばしやれば、景気は回復すんのか…?と言えば、それは特定業種に限られてるからなぁ。IT業界しばらく寒そうだ。
 昨年、会社説明会とかした時は、

「ITドカタなんてキツいから嫌だ。もっと先端技術方面に行きたい」

 とか、学生はナマイキな事を抜かしてたが…。来年の新人のレベルは高そうな予感。