ところでこの件については、中国のネット世論が結構沸騰している。
基本的に「中国の反日」というものは、何度も言及しているが、国内の不満を国外に逸らすために行われる。とはいえ、2005年の反日暴動は流石の中国も血の気が引いたらしく、以降は大規模なデモはなく。少人数のなんちゃってデモに終始していた。ネットにも反日燃料が投下されようものなら、即座に、すげー神経質に鎮火している。
これが、中国のネット世論に反発をかっている。「あまりに弱腰である」と。
でまあ、2005年から今までのネット世論の中共政府への不満は、2chと同じでネットの外側に溢れなかった。「08憲章」のような民主化運動への大きなうねりでさえ、中国の民主化運動家や日本のウォッチャーが期待したような動きはなく、沈静化してしまった。
ちょうど、日本の前回の衆院選や、今回の民主党代表選に似ているような気がする。コア過ぎるネット世論が味方した方が敗れるというのに、ニュアンスは近いのではないだろうか。
ところが。今回の尖閣の公務執行妨害中国漁船拿捕事件は違う。中共は、例によってデモもかなり抑制されたなんちゃってデモを起こし、ネットもある程度初期段階は自由に泳がせて、頃合いを見て収拾を図ろうとしたと思われるが…。
いつも余裕で中国様に尻尾を振っていた日本政府が、今回はガンとして折れない。そりゃー凄い圧力かけてるだろうけどね日本政府。なんとか中国漁船の船長を不起訴に持ち込もうと必死なんだろうけど。司法は政府から独立しちゃってるからなぁ…。無理なもんは無理だ。ピーター・ベスーン(海狗)の例を見ると、今年7月に刑が確定し、執行猶予付きで釈放された。逮捕は3月下旬だったので、3か月ちょいだ。まだまだ、中国漁船の船長が釈放される日は遠い。ん?ああ釈放されるだろ勿論。執行猶予付きで。有罪はガチだろ。アメリカも絡んでるんだぜ?
まず状況から考えて、逮捕されたのであれば即時釈放は激しく困難であろう。
中共もそれが理解できたらしく、「即時釈放要求」が「即時釈放希望」に、徐々に発言がランクダウンしている。
さて。ここまできちゃうと収まりがつかないのがネット世論である。
明らかに中共政府はトーンダウンしている。このままでは世論の不満が中共政府に向きかねない。元々、国内の不満を国外に逸らす事が最大の目的なのに、不満が国内に回帰してしまいつつあるのだ。
そこで、中共は先日のSMAPコンサート中止やら、日本への経済制裁に踏み切った。今日も、中国トヨタの販促費を「賄賂」と断定して罰金を徴収する事を決めた。セコイ嫌がらせである。
中共GJ!中国の国民にそう、言わしめなければならないのだ。中共は。辛いのうぅ。マジで。
こんなのが、後2か月ぐらいは続くんだぜ。海狗のピーター・ベスーンの釈放までの期間ぐらいかかるとすると。俺、どっかで中共が無理矢理言論封殺して風化させようとすると思ったんだけど、なんかすげー大事になってるぞ。「トヨタに罰金?ええ?」みたいな。
沈静化する頃には菅政権終わるのとちゃうか。
つーか沈静化できんのかこれ。
この事件、日本人にとってはホント好都合だよな。
現日本政府はなぁ…。すげー反日だからな。脱欧米・入亜を目指していただけに、脱欧米後の入亜を拒否られて、こっちも心底頭を抱えているとは思うけど。
も、なんつーか、「いいぞもっとやれ!!」としか言えないわ。
中国に進出している日本企業に、チャイナリスクを思い知らせたれと。
「反日」解剖 歪んだ中国の「愛国」
基本的に「中国の反日」というものは、何度も言及しているが、国内の不満を国外に逸らすために行われる。とはいえ、2005年の反日暴動は流石の中国も血の気が引いたらしく、以降は大規模なデモはなく。少人数のなんちゃってデモに終始していた。ネットにも反日燃料が投下されようものなら、即座に、すげー神経質に鎮火している。
これが、中国のネット世論に反発をかっている。「あまりに弱腰である」と。
でまあ、2005年から今までのネット世論の中共政府への不満は、2chと同じでネットの外側に溢れなかった。「08憲章」のような民主化運動への大きなうねりでさえ、中国の民主化運動家や日本のウォッチャーが期待したような動きはなく、沈静化してしまった。
ちょうど、日本の前回の衆院選や、今回の民主党代表選に似ているような気がする。コア過ぎるネット世論が味方した方が敗れるというのに、ニュアンスは近いのではないだろうか。
ところが。今回の尖閣の公務執行妨害中国漁船拿捕事件は違う。中共は、例によってデモもかなり抑制されたなんちゃってデモを起こし、ネットもある程度初期段階は自由に泳がせて、頃合いを見て収拾を図ろうとしたと思われるが…。
いつも余裕で中国様に尻尾を振っていた日本政府が、今回はガンとして折れない。そりゃー凄い圧力かけてるだろうけどね日本政府。なんとか中国漁船の船長を不起訴に持ち込もうと必死なんだろうけど。司法は政府から独立しちゃってるからなぁ…。無理なもんは無理だ。ピーター・ベスーン(海狗)の例を見ると、今年7月に刑が確定し、執行猶予付きで釈放された。逮捕は3月下旬だったので、3か月ちょいだ。まだまだ、中国漁船の船長が釈放される日は遠い。ん?ああ釈放されるだろ勿論。執行猶予付きで。有罪はガチだろ。アメリカも絡んでるんだぜ?
まず状況から考えて、逮捕されたのであれば即時釈放は激しく困難であろう。
中共もそれが理解できたらしく、「即時釈放要求」が「即時釈放希望」に、徐々に発言がランクダウンしている。
さて。ここまできちゃうと収まりがつかないのがネット世論である。
明らかに中共政府はトーンダウンしている。このままでは世論の不満が中共政府に向きかねない。元々、国内の不満を国外に逸らす事が最大の目的なのに、不満が国内に回帰してしまいつつあるのだ。
そこで、中共は先日のSMAPコンサート中止やら、日本への経済制裁に踏み切った。今日も、中国トヨタの販促費を「賄賂」と断定して罰金を徴収する事を決めた。セコイ嫌がらせである。
中共GJ!中国の国民にそう、言わしめなければならないのだ。中共は。辛いのうぅ。マジで。
こんなのが、後2か月ぐらいは続くんだぜ。海狗のピーター・ベスーンの釈放までの期間ぐらいかかるとすると。俺、どっかで中共が無理矢理言論封殺して風化させようとすると思ったんだけど、なんかすげー大事になってるぞ。「トヨタに罰金?ええ?」みたいな。
沈静化する頃には菅政権終わるのとちゃうか。
つーか沈静化できんのかこれ。
この事件、日本人にとってはホント好都合だよな。
現日本政府はなぁ…。すげー反日だからな。脱欧米・入亜を目指していただけに、脱欧米後の入亜を拒否られて、こっちも心底頭を抱えているとは思うけど。
も、なんつーか、「いいぞもっとやれ!!」としか言えないわ。
中国に進出している日本企業に、チャイナリスクを思い知らせたれと。
「反日」解剖 歪んだ中国の「愛国」