魂の戦慄

　佐村河内氏の謝罪会見の様子を見てた。
　わかっていた事だが、長髪を切りそろえ、サングラスを外した彼は完全に別人であった。そして、自身が利用して搾取しつづけていた男に対し、名誉毀損で訴えると宣っていた。

　ビフォー→アフター。
　

　まあ、言われるまでもなくみんな知っていると思うが、ウチのブログでは佐村河内氏は初出なので、少々解説すると。

　彼は、聾唖の有名作曲家として「現代のベートーベン」と呼ばれた人である。
　ところが、実は耳が聞こえてないなんてのは嘘っぱちで、曲を作っていたのはゴーストライターである事が、ゴーストライターであった新垣氏の告発により発覚。「３年前から既に耳は聞こえてました。すみません」と謝罪すると、今度は医学会から「聾唖の状態から回復とか本当だったら新発見」と言われ墓穴。障害者手帳も持っていて、聾唖詐欺として警察も取り調べているような状況だった。

　そんな彼が、本日「自分の口で謝罪する」との事だったわけだが…。
　内容は、冒頭の通りである。

　確かに耳は聞こえており、詐欺をしていたのは明らかなので謝罪はしたものの…。
　新垣氏の弁はほとんど捏造であり、名誉毀損で訴えるのだそうだ。


　これは凄い。すっごいクズだな。
　本来であれば新垣氏の才能で生み出されていた楽曲を、自分のものとして搾取し続けておきながら、「名誉毀損で訴える」とか。その名誉を与えてくれたのは新垣氏であろうに。

　最早、彼は何を言っても無駄であろう。これだけの嘘をつき続けたのである。警察まで、詐欺罪で動いている程だ。何を言っても誰も信じてくれない。
　少なくとも、新垣氏の発言は一部は本当であると、佐村河内氏自身が認めざるをえない状況を考えると、新垣氏はまだ嘘を言った証拠が何一つない故に、すべて本当と思われても仕方がない。
　さらに、すんごい大嘘つきで、誠実とは程遠い人格である事が発覚した直後の彼の「あいつは嘘をついている！」である。なんという頭の悪さ。単なる逆ギレでしかない。

　彼はきっと、相当金を儲けているであろう。
　俺は、さっさと雲隠れするべきだったと思う。だってその長髪と髭がなくなれば、誰かわからなくなるのは明白だったじゃない。

　それが、髪切って髭そって、謝罪会見に出てきて素顔をマスコミにさらし、真実を言っている可能性が高い、侮って搾取されるだけだった、主人を裏切った奴隷に逆ギレだよ？これで、その奴隷であった新垣氏の正しさが法廷で証明されれば、彼に逃げ場はなくなる。

　金も持ってただろうに。なんでノコノコ会見なんてやってるんだろう。アホと違うか？まあ、アホというよりは…きっと真摯な態度をとって、新垣氏という邪魔な存在の排除に成功すれば、返り咲けるとでも思っているのだろう。

　バカなやつだ。心の底からそう思ったわ。
　そして、こんなアホの聾唖の演技が、５年間も密着取材してて、わからんわけないわなぁ。ＮＨＫ。

魂の旋律-佐村河内守

全聾の作曲家・佐村河内守に5年間寄り添った著者が、いのちの作曲の軌跡を綴る。大反響を呼んだ「NHKスペシャル」の出版化!

　今、この本を持っておねーちゃんのいる飲み屋とかに行くと、モテるんだそうだよ。




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