あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

世の中には反論しにくい詭弁が多くてかなわん

2014年03月30日 22時57分50秒 | その他
 在日イギリス大使館が、ツイッターで妙な事を言っている。



https://twitter.com/UKinJapan/status/449405058917343232

 この手の発言については、昔紹介した、「詭弁15条」で対処できると考えている。

【拙】詭弁15か条の紹介
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/db4af38439ecea127d09a6a2811c9b42

 この英国大使館のツイートは、15条のうち、

2.ごく稀な凡例を取り上げる
4.主観で決めつける
5.資料を示さず持論が支持されていると思わせる
13.勝利宣言する
15.新しい概念がすべて正しいのだとミスリードする


 の5条にも違反している。
 なんだろう。この気持ち悪いミスリードは。本当に知性あふれるイギリス紳士のすることか?とマジで思った。シャーロックホームズを産んだ国がやる事かと。

 一応、まず自分のスタンスを明示しておくと。
 俺は死刑存続派である。あと、日本人の大半が、恐らくは死刑存続派である事を紹介しておこうと思う。一応ソース。

【朝日】死刑「やむを得ない」過去最高の85.6% 内閣府調査
http://www.asahi.com/special/08003/TKY201002060263.html

 と。言うわけで。
 この英国大使館ツイートの詭弁を解説していくとな。
 …って、上の5つの詭弁1つ1つを解説していこうとしたんだけど。かなり面倒な事がわかった。
 まあこーゆー連中に対して少ない労力で反論する為の詭弁15箇条だものな。

 俺は、納得いかない発言が嫌いだ。
 具体的には、「お前の言ってる事は間違っていると思うが、どこが間違っているのか具体的に反論しづらい発言」が嫌いなのである。

 正直竹中平蔵とか大嫌いだ。英国大使館のアレは、反論に長い解説が必要で、かつネチネチと反論してくる連中がものすごい面倒な部類なのである。「冤罪による被害者の人生はどうでもいいのか」とか、「お前が冤罪になっても同じ事がいえるのか」とか言われると、反論が難しい事はよくわかると思う。

 詭弁15箇条は、アレのどこがおかしいのか、考える切っ掛けをくれる。

 改めて、久しぶりに詭弁15箇条を見てみたが、あれは便利だわ。よければ、「自分で反論する為の」一助になればいいなと思う。


 今日は、もう1つ詭弁を紹介しておこう。

【ザイーガ】白人がゲームの中で黒人のキャラクターを操作すると暴力的にふるまい、ゲームを終えた後もその攻撃性は維持されることが判明(米研究)
>http://www.zaeega.com/archives/54782926.html

 結論はこうである。

この結果は、暴力的なゲームを行った場合、ゲームを終えた後も攻撃的な行動を持続させる可能性があることを示す最初の研究成果となるだろう

 これも詭弁である。(断言)
 これは問題をすり替えている。ゲームだけの問題ではない可能性があるからだ。
 例えば、ペイントをして白人が「暴力的な黒人」という役柄で演劇の舞台に立っても、同じ現象が起こる可能性がある。
 あるいは主人公が「暴力的な黒人」の、ありとあらゆる読み物や視聴物でも同じ結果となる可能性があるだろう。

 要するに、黒人にいい感情を持っていない白人の方に問題があるのであって、ゲームは関係ないのではないかという事である。自分の中のレイシズムを呼び起こしてやれる手段であれば、なんでもいいのだ。

 そのなんでもいい部分にゲームをハメてる段階で、詭弁以外の何者でもない。
 これは、

3.自分に有利な将来像を予想する
6.一見関係ありそうで関係ない話を始める


 この2つに該当する。オイ本当に便利だな詭弁15箇条。

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