あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

赤旗が好きで嫌いで

2015年03月03日 22時52分35秒 | 特定亜細亜
 俺は、赤旗の論調は実は嫌いではない。

 常々、中韓に迎合的でかつ平和主義という明らかすぎる大陸勢力のプロパガンダ機関な論調がなくなって、「消費税を取りやめる財源に大企業に大増税を」とかいう非現実的な主張もやめて、「共産党」という名前がなくなれば、支持できる政党なのになぁと思っていたりする。

 …はっはっは。昨今のネットユーザーとかなら、こんな俺の論評を聞いたら、「それを引いたら赤旗が欠片もなくなってまうやん」とか言いそうだけどな。それだけじゃないのが、赤旗なんだけどな。

【赤旗】首相らの「靖国」参拝なぜ反対
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2015-03-03/2015030302_03_0.html

 さて。そんな赤旗の最も許せない部分、「9条教」な側面丸出しの記事が、本日赤旗に掲載されていた。
 俺には興味があった。連中、靖国参拝に反対する理由をどう書くつもりなのだろうかと。

 で、読んでみた…。
 …ツッコミ所満載だったわ…。なんと頭の悪い記事だろう。

 とりあえず、全編ツッコミ所だらけの中、1つだけツッコミを入れるとすれば。

 最初にサブタイトルで「侵略戦争美化につながるから」と書いておいて、

付属の軍事博物館(遊就館)の展示に見られるように、いまだに日本の過去の侵略戦争を「自存自衛」で正しい戦争だったと国民に宣伝する運動体となっています。

 こんな感じで「戦争美化の宣伝イクナイ!」ってやってるくせに、最後に

もちろん、戦死者の遺族をはじめ一般の人々が靖国神社を参拝することは信教の自由であり、首相や閣僚の参拝とはまったく別の問題です。

 首相か閣僚だけ参拝を問題視する旨でシメるのに、矛盾を感じないのだろうかと思う。うん。まあ、いいや。うん。なんつーか、真逆の思想の文章にツッコミ入れるだけ無駄だもんな。こんな考えもあるわ。理解できないけど。

 で。これが赤旗の言い分なんだけど。戦争美化がよくないのだそうだよ。そこが、俺と赤旗が決して交わらない点なんだな。俺的には、誰も。あの靖国神社の遊就館ですら、日本には戦争を美化するようなものは何一つないと思うのだ。

 誰が何を言い言い繕おうとも、大東亜戦争は無謀だったし、特攻隊は愚策である。そんなもの、だれしもわかっているのだよ。日本人ならばな。
 でも、あの戦争で、特攻隊として死んでいった人とかがいたからこそ、今日本がちゃんとあるわけだろう?ご先祖様に対し、感謝の気持ちを捧げる事が、なぜ戦争美化とするのだろう。本当に理解できない。

 むしろ俺は日本はもっと、きちんと戦争を学ぶべきだろうと思う。
 大東亜戦争だけではなく。日清、日露戦争、第一次世界大戦、朝鮮戦争を重点的にやるべきだろう。NHKはなぜ、大河ドラマとして日露戦争にスポットをあてる事を嫌うのだろう。日露がネタだった坂の上の雲も、紆余曲折あって結局「大河」ドラマにはならなかったしな。

 戦争は誰もがやりたくはない。
 が、外交は戦争をも想定した上で行わねばならないのだ。戦争を回避する為には、戦争を学ぶ必要はないのか。

 こと、この部分に関してだけを言えば、公明党や共産党は、俺はあきらかにおかしいと思っている。
 別に、日清や日露、大東亜戦争を「侵略戦争」と位置づけても構わないだろう。それが「表現の自由」という奴であろう。が、「それすらも語らせない」のは、左翼の好きな表現の自由に抵触してしまうのではなかろうか。

 靖国神社参拝を許さない、戦争を学ぶ事を許さない、知る機会を与えない。
 日本の左翼は、日本人の心の自由を奪いたいと思っているんだよ。そうとしかとれないもの。連中が、あれだけ好き勝手に売国行為をやっていて、表現の自由の謳歌を許されているのにだ。

 今、どれだけ日本が右傾化していると言われようとも。
 俺の目から見れば、日本はまだまだ左翼が強い。強すぎる。卑怯な程に強い。

 そう感じるのである。

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ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義


川崎の事件をうけ、少年法改正が動き出した

2015年03月03日 00時00分27秒 | 政治(安倍政権)
 …実は昔からの、安倍氏の悲願の1つだよね。

 今回の、川崎での13歳少年リンチ殺人を受け、自民党が少年法の改正に言及している。…で、これがなんというか、いわゆる「識者」を中心に、大バッシング大会と化している。

少年法改正に言及、自民党の稲田朋美・政調会長ら 川崎市の殺人事件を受けて
http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/27/juvenile-law-kawasaki_n_6773504.html

 とりあえず、民主党は遥か昔から反対している。というのは、日教組と弁護士が、この件については大反対だからだが…。基本的に、自民党以外はこの「厳罰化」については反対姿勢を示している。

 で、俺としてはやはり、反対意見をまずはちゃんと読むわけよ。
 すると、だいたいの意見として、「厳罰化はこれまでも成功した事はない。犯罪の抑止力には繋がらない」という見解が聞けるのね。

 例えばこんなの。

アメリカ少年法の失敗になにを学ぶか
http://www.kodomonoshiten.net/shonenhoUSA.htm

社会的条件の変化などに関する他の事情を差し引いたとき、少年法を厳罰化して、刑事処分適用を拡大する立法が、重大犯罪を抑止する効果がなかった、というのが過去の調査研究の一致した結論です。逮捕者数の統計をみても、厳罰化が進行していた1980年代半ばから90年代半ばにかけて、少年(18歳未満)の殺人は人口比で約2.5倍にまで増えています。この間、成人の殺人は安定し、少年の財産犯も増加していません。少年の殺人の増加はすべて銃によるもので、少年の銃規制法違反も激増しました。同じ時期、少年の麻薬犯罪も、とくにマイノリティのあいだに激増しました。

 でもなぁ。
 こんなの、お国柄によりけりなんだよ。日本で少年法の厳罰化を実施した場合、効果があるか否かなんて、やってみなけりゃわからない。

 まあそんな事よりも。
 俺は「効果があるかわからんし、やるな」という議論に持ち込もうとする事自体、おかしいと思うのである。

 少年法をはじめとした刑法等についての議論を始めると、基本的に被害者を置き去りにした、加害者の救済の話が立脚点になっている事が多いのだ。
 被害者へのケアがあまりに軽すぎる。こちらが一番であろう。で、被害者への一番のケアは何かと言えばだ。それは犯罪者へのペナルティなんだよ。特に親しい人を殺されたりなんかした場合は特に。言い方は悪いが憂さ晴らしである。かけがえのないモノを失うハメになった被害者が、加害者もそれ相応のものを失わせてやりたいと考えるのは自然な事だし、それでしか癒せないものはある。

 少年法は、その被害者の救済に対し、明確な「障壁」として存在しているのだ。
 少年法の意義はわかる。特に戦後は生きていく為に仕方なく窃盗を繰り返す未成年者は多数いて、そういう社会情勢上であれば、厳罰化を避け、未成年犯罪者に対し再教育を施す考えは、別に間違いではなかろう。いわゆる保護主義ってやつだ。

 が。現在は成人式前に「今ならやんちゃやっても死刑になんないぜ」とかガチで言っちゃう奴がけっこういるのである。しかも、日本の未成年者の犯罪率は、現在でも年々減少してるので、少年法が成立した頃の、ヒャッハーな時代とは時代が異なっているのだ。

 少年法の意義は、最早時代遅れではないのだろうか。

 また、少年法の意義である保護主義にしても、1つの根拠として、「厳罰化は犯罪抑止に繋がらない」なんて、いわゆる「識者」な連中は言うんだけど、日本には、立派に厳罰化が抑止力に繋がっている例があるのだ。

 それは、交通法規だ。
 飲酒運転の厳罰化と、駐車違反の厳罰化を施行した結果、どうなっただろう。
 飲酒運転は激減し、駐車違反は激減した事を、特に大阪人は肌で知っているだろう。

 ちなみに、飲酒運転厳罰化によるひき逃げや、大量の水を飲む話など、凶悪化の話も持ちだしても無駄である。これらの数値…ひき逃げの件数なんかも優位には増えていないのだから。

 今の日本の状況。ハタチ未満の連中が「犯罪のし納め」みたいな事を堂々公言したりするのを考えれば、おそらく少年法の厳罰化は効果が期待できる。

 上記例で挙げられているアメリカは参考にはならない。移民国家で銃社会なのだ。日本とまったく状況が異なっているのだ。

 とまあ、俺は少年法については厳罰化した方がいいと思っている方である。

 ただ、少年法にもいいところはある。実際、軽犯罪に関しては、少年法の方が通常刑より厳しい面もあるのだ。そういう意味で、上記で紹介されているアメリカの少年法の厳罰化例は実に参考になる。一部引用してみよう。

少年法の母国アメリカは1970年代末から、教育理念を後退させ、極端な厳罰化へと傾斜を進めました。重大犯罪を効果的に抑止するためとして、一定の重大犯罪については、少年裁判所(家庭裁判所)から刑事裁判所に事件を広く容易に移送(管轄権放棄)できるようにしたり、検察官が事件を少年裁判所に送るか、刑事裁判所に起訴するかを裁量的に判断できるようにしたり、あるいは、はじめから少年裁判所の管轄から除外して、刑事裁判所の管轄下に置いてしまう、という方法により、刑事処分の適用を積極的に拡大しました。最後の方法を代表する立法例は、1978年のニュー・ヨーク少年犯罪者法で、当時、アメリカで最も厳しい少年法と評されました。しかし、アメリカ少年法の厳罰化は、以下に述べるように、完全な失敗でした。

 完全な失敗でしたとか書いてあるが、それは無視。さっきも言った通り、アメリカでは失敗してても状況が異なっていて、しかも厳罰化で実績がある日本とではそこは参考にならないのだ。

 いい手段だと思わないか。少年裁判所と刑事裁判所を選択できるようにしているんだ。 しかも、アメリカの少年法は、厳罰化後から、刑事罰の対象を16歳から14歳に下げているのである。

 20未満を少年と扱う日本とは大違い(※日本もある程度少年を刑事罰にできるように幅を持たせて入る)…と思うのだけどな。どうかな。

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