あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

「軸足」の話

2017年10月15日 21時37分07秒 | 政治(安倍政権)
 相変わらず、小林よしのりがキチガイにしか見えない。

【保守速】【衆院選】小林よしのり「小池と前原は腹を切れ!」 立民の応援演説に参加
http://hosyusokuhou.jp/archives/48803043.html

 いや、小池・前原は腹を切れ!ってのは激しく同感なんだけどな。
 立民の立場なら、俺も「腹を切れ!」と叫ぶと思う。

 そーじゃなくて、曲がりなりにも「保守主義」を標榜しつつ、菅直人とか、えだのんとか、海江田とかと一緒に応援演説している時点で、何かおかしい。

 

 それでも、小林よしのりは以前、保守主義者として、右翼側に好意的に受け入れられていたのだが、変節したのか?といえば、そうではないのである。

 大東亜戦争肯定、反米主義で。女系天皇容認。
 改憲論者だが、自衛隊は憲法違反だからおかしい。反対だと。

 そんな感じで、現在の共産党とすら共闘できる。辻元清美の応援すらできるのだ。

 

 主義心情の面で、実は彼はブレてはいない。そんな彼の最大のキーワードは何かと言えば…。「反米」なのだ。

 なんで小林がこんな事になっているのかというと。反米をベースとした保守だからで、共闘できる人が一人、また一人といなくなっていったからなのだ。
 いまや、日本で明確に反米なのは元民主や共産党のようなキチガイ連中しか残っていない。
 反米ならば、中韓売国奴だろうとそこは重要視しない。中韓は許せず、なんで米国なら許せるの?というのが根底にあるから、中韓売国奴と共闘なんてバカな事ができるのである。

 実際は、日本の国際的立場からある程度のアメポチ化は現実路線として仕方がないと、俺は思っているのだけど、そこが小林が最大限許せないところなんだから、仕方がない。軸足の違いである。

 俺は、政治家を見る時、その人の軸足を考える。それで、自分自身で何か考える時、自分自身の持っている軸足にこだわって、最大利益を逃していないかを考えるのだ。
 小林は、自身の「反米」という軸足にこだわるあまり、日本の国益を毀損しているように、俺は思っているのである。

 それで、今回の希望の党なんだけど。この記事を見てほしい。

【朝日】小池百合子をリセットした「排除」発言 引き出したジャーナリストが語る真相
https://dot.asahi.com/wa/2017101400044.html

民進党からの合流組の一部を「排除いたします」と笑顔で言い切った姿がテレビで繰り返し報じられると、小池氏や希望の党のイメージは一気に悪化してしまった。
 小池氏自身も10月13日に出演したテレビ番組で「きつい言葉だった」と悔やんでいる。

 いろんなメディアで見られる傾向だが、小池は自身の「リベラルの排除」という言葉から、希望の党の後退が始まったとされている。この記事は朝日だが、別に産経も例外ではない。

【産経】希望・小池百合子代表「排除する」発言を「きつい言葉だった」「民進党再結集」構想を「政治不信の極み」と批判
http://www.sankei.com/politics/news/171013/plt1710130066-n1.html

希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は13日夜のBSフジ番組で、民進党出身者を公認するにあたり政策や理念が合わなければ「排除する」と言及したことについて「きつい言葉だったと思う」と述べた。発言は強引な印象を与え、希望の党が失速する一因になったとされる。

 さて。この認識をみなさんどう思われるだろうか。
 俺の認識では、希望の党失速の要因は、民進党の大規模な合流そのものだ。その、失速の要因をリカバリーする為に用意したであろう政策協定書が、リカバリーとして機能していたにもかかわらず、そこをヘタれて骨抜きにしてしまったが故に、失速した…と感じているのではなかろうか。

 これが、俺は軸足の違いだと思っている。

 つまり、小池百合子の軸足がどこにあったのかだ。俺は今回の件で、小池の軸足は多くの「マスコミの常識」と同様、やや中韓寄りのリベラルであったのではないかと思う。
 その軸足から、思い切って反中韓、親米に踏み出しているのが、産経新聞や小池百合子であったのではなかろうか。

 対して、俺と同じような感想…。つまり小池失速の要因が、護憲勢力にヘタれたからだと思った人は、嫌韓・反共、親米側に軸足を持っている人なのだ。

 小池は、嫌韓・反共、親米寄りの軸足ではなかったと。軸足は中韓寄りのリベラルで、人気取りの為にこちら側に一歩踏み出してみせていたのではないか…という、軸足の推測がなされるのである。

 それと同時に、小池百合子はいわゆる「政界渡り鳥」と言われ、機を見るに敏な人とされていたわけだけど。「政界の空気」と「世論の反応」をよく知っている、知りすぎていた人だったのではないかとも思うのだ。

 要するに、今の「政界の空気」というものは、まだまだ「マスコミの常識」に近くて、やや中韓寄りのリベラルなんだなぁと、俺も認識を新たにしたのであった。
 だってな。小池自身も、朝日やフジらマスコミと同じく、「リベラルの排除」が後退の原因と感じているのだもの。嫌韓系の軸足の人から見りゃトンチンカンだよ。

 ずいぶんと、嫌韓・反共に偏ってきたと思っていたんだけどな政界。
 思ったより、どうやらずっと中韓寄りだったわ。

 憲法改正とか、一時的にせよ親米寄りになってないと実現困難なシロモノなのに、憲法改正したいけど反米だけは譲らないとか、俺的にはアホとしか思えない。そこを、中韓に利用されてて現在があるのだけど。

 ああ。こういう連中の事も、「亜保守」っていうのか。

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