ピエロ・エクリヴァン 1895年(フランス)
エクリヴァンとは、フランス語で「物書き・作家」という意味、数あるオートマタの作品の中でも非常に有名な作品です。
居眠りをし、あわててランプの火をつける仕草はまるで人間そのもの、見るものがいつの間にか物語の世界へ引き込まれていきます。
入場券の半券です。
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一番のお目当て、帆船の絵を描くオートマタは、土曜日の午後5時からしか見られないのですが、京都滞在中の友だちと、時間が取れたので、下見がてら、昨日、出かけてきました。
博物館のエントランス、館内は、撮影禁止です。
看板になっているのは、
シンギング・トゥ・ザ・ムーン 1890年(フランス)
道化師がギターを弾きながら月に「愛を囁く歌」を歌う作品、月の目と口、歌を歌う道化師の舌の動きが印象的です。
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リーフレットの一部ですが、世界最古のオルゴールやナポレオンの嗅ぎ煙草入れ、シンギングバードなど、精巧な作品が紹介されています。
館内のオルゴールもシリンダー式のものからディスク式のものまで、100年を超えて音色がまろやかになるとさえいわれるくらい手入れが行き届いています。
そのオルゴールの音色を惜しみなく、聴かせてもらいました。
ていねいに解説もしてくださるので、とてもぜいたくな時間です。
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シャボンと犬 1910年(フランス)
カップに入ったシャボンをストローにつけふくらませます、それにじゃれつく子犬、実にかわいい仕草です。
絵葉書になっているパンフレットのコピーです。
オートマタを実際に動かしてもらったのは、この「シャボンと犬」のほかに、
「バンジョーを弾く黒人」
「仮面をあやつる道化師」
「シンギング・トゥ・ザ・ムーン」
「世紀末の月」でした。
これらの人形が、ひとつひとつ手作りされたゼンマイ仕掛けで動くのですから、びっくりです。
併設されているリュージュオルゴールサロンでも、とても高価なオルゴールの音色をゆっくり聴かせてもらい、学芸員さんのていねいな解説を聞き、あっという間に時間がたっていて、レストラン「赤い靴」では、遅いランチとなりました。
「赤い靴」でも、7年もの歳月をかけて作られたゴスラ(美術装飾時計)やディスクオルゴールの音色を楽しみながら、食事やお茶の時間を過ごします。
オートマタのムービーも見られますので、ぜひ、ホームページをご覧ください。
京都嵐山オルゴール博物館
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行きの新幹線では期待に胸ふくらませ、オルゴール博物館でぜいたくな時間を過ごし大満足、帰りがけにエントランスで記念撮影。
今度は、土曜日の夕方に訪問しようね。