「極寒に生きる-アイヌ・イヌイットの文化と生活」展がひらかれていて、26日(木)の初日に出かけてきました。
日本の北に生きる先住民族アイヌ、アメリカ大陸北部で暮らすイヌイットの伝統衣装・歴史・生活・食文化などが紹介されています。
アイヌのイカヨピコロ(イオマンテで熊を神の国に送る際に祭壇に飾り持たせるもの)など、
創意工夫の天才といわれているイヌイットの工芸品、
カリブーの毛皮製のアノラックなどの展示品は、国立民族学博物館の資料です。
ワークショップで、アイヌ文様を色紙でカットしてコースターを作らせてもらいました。
27日(金)の午後5時から、アイヌの伝統的な文様を表現するキャンドル点灯イベント「光の庭」の点火作業がはじまりました。
メイン展示会場の芸術学部棟5階の芸術資料館の窓には雪の結晶が輝いています。
内部から見た雪の結晶、前日はベニヤ板にドリルで穴をあけて照明を組み込む作業中でしたが、出来上がっていました。
この横の窓から、「光の庭」を見下ろして鑑賞するという試みです。
芝生広場に2,000個のキャンドルを並べたパターンが見事に表現されていました。
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今日29日(日)の午後2時から、芸術資料館5階展示室で、アイヌ音楽ライブがひらかれます。
展覧会は12月1日(火)まで、展示品の数は少ないのですが、説明がわかりやすく、アイヌやイヌイットの人たちの生活に触れることができます。