<猫の事務所> 佐伯義郎 絵 1947年 宮沢賢治動物童話集「貝の火」より
<猫の事務所> 佐伯義郎 絵 1947年 宮沢賢治動物童話集「貝の火」より
<茨海小学校> 佐伯義郎 絵 1948年 宮沢賢治動物童話集「二十六夜」より
<月夜のけだもの> 佐伯義郎 絵 1947年 宮沢賢治動物童話集「貝の火」より
<ひのきとひなげし> 佐伯義郎 絵 1946年 宮沢賢治作品第一集「やまなし」より
<セロ弾きのゴーシュ> 佐伯義郎 絵 1949年 宮沢賢治童話選「猫の事務所」より
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佐伯義郎さんは牧野四子吉さんと共に初版から『広辞苑』の挿し絵を手掛けた方で、佐伯義郎さんが有職故実関係、牧野四子吉さんが生物関係を担当されました。
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佐伯義郎さんの東洋大学の恩師市村宏氏は佐伯義郎詩集『星辰章』跋文「佐伯さんのこと」で次のようにふれています。
佐伯さんは宮澤賢治のファンであったし、私も御同様であった。
そして賢治作品が未だ普及に至らぬことを歯がゆく思い、私が宮澤賢治童話選-猫の事務所を編んだのは二十四年六月であったが、宮澤賢治の令弟宮澤清六氏と佐伯さんが相談相手であり、佐伯さんはすばらしい挿し絵を描き、装丁を施してくれた。
「雨ニモマケズ」を巻頭に。猫の事務所・セロ弾きのゴーシュ・オッペルと象・毒もみの好きな所長さん・虔十公園林・なめとこ山の熊・気のいい火山弾・よだかの星・税務署長の冒険の十編を採り、挿画を加え、殊になめとこ山の熊には着色の口絵を加えた。蓼科書房のスクール文庫に収めた一冊で、表紙も佐伯さん、雨ニモマケズの賢治が図案化されて描かれた。
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ギャラリア「風の巣」では2010年3月26日から4月27日に「貝の火」佐伯義郎装画展がひらかれ、そのご縁で、絵はがきが置いてあったのでした。
おすきな絵はがきがありましたら、おひとり2枚づつプレゼントします。
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「猫の事務所」(縦)と「茨海小学校」が3枚づつ、あとは1枚づつあります。
宛名面の郵便番号枠が7桁ではなく5桁になっていますが、小さな額に入れて机の上に置くとおしゃれだと思います。