Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

クラシックトイ・こうのとり

2012-02-28 | テディベア

 

   

 

 

 

 

 

このおもちゃに同封されていた紙に次のように書いてありました。
このおもちゃは約100年前にドイツのボヘミアン地方エルツゲビルゲで作られていました。
当時はこの人形を色とりどりのきれいな紙や木で作られた小さなかわいい人形で飾り付け、赤ちゃんの洗礼式の時に「元気に育ちますように」という祈りとともにプレゼントしていました。
このおもちゃはろくろやのこぎり、旋盤などを使って手作業で作られ、色付けも手塗りでなされています。こうのとりのしっぽは取り外すことができ、そこは小さな秘密の隠し場所となっています。
今回、200個限定で再生産されました。熟練の技術と細部までのこだわりを見せるドイツのおもちゃ工の思いが込められています。
付属の欧文タッグ4ページ目に製造番号と製造会社ヴァルター社3代目社長ピーター・ヴァルター氏のサインが記されています。

先日お知らせしましたが、広島の星ビルのおもちゃフロアとアンティークドールフロアが今日で閉店です。
名残を惜しんで25日の土曜日に出かけたときに、このおもちゃと出会いました。
33cmとかなり大きめです、最近の買い物は小さいものだけにしようと思っていましたが、天井に近い棚の上の方に飾ってあったこうのとりと目が合ってしまいました。
上の文章に今回とあるのは、これと同じものが2004年8月に来日したヴァルター社社長夫妻のお土産だったとの記事を読んだことがあるので、それ以前のことで、再生産されてからの年数もたっています。

 

2009年10月に訪れた岡山県美作市後山にあった現代玩具博物館の玄関に置いてあったこうのとり、ストーク・ライダーといいます。

 

2011年5月に訪れた美作市湯郷温泉に移転後の現代玩具博物館の入口に置いてあった同じものです。

 

現代玩具博物館のロゴマークにもなっています。
星ビルの最後に近い日に出会ったこうのとりは、そのときは意識しませんでしたが、だいすきな現代玩具博物館が大事にしていたものと同じだった、出会うべくして出会ったのだと思います。
子育ての頃から馴染んだ星ビルが最後に大きなプレゼントをしてくれたのですね。

久しぶりに現代玩具博物館のホームページを見ていたら、アトリエで工作をする子どもたちの楽しそうな姿がたくさんアップされてました。
博物館日誌