ロシアで1989年に発刊されたグリム童話の「ブレーメンの音楽隊」です。
ミハイル・マイオフィスさんの画にひかれて求めました。
想像していたとおり、紙質と印刷インクの具合が絶妙で、そのまま版画作品として飾っておきたい気持ちになりました。
驢馬も犬も猫も鶏も、左ページの人間といるときは動物として描かれ、右ページの逃げ出してからは擬人化して描かれています。
ロシアの絵本作家は、動物たちの擬人化が実に上手ですが、ほんとうに見事です。
4匹が泥棒たちを追い払うシーン、
泥棒たちの去った家で、楽器を楽しむシーンです。
絵本「ブレーメンの音楽隊」は福音館書店のハンス・フィッシャーさんの絵のが有名で、息子たちの持っていたのもそうで、それはそれですてきでしたが、今回の方が大人向きという感じがしました。
上から、ブレーメン市庁舎横の音楽隊の像、ヘラー社の壁掛け、1982年に発行された切手です、画像検索のなかからお気に入りを見つけました。