無限発展-神奈川県立近代美術館
残念ながら2016年1月末に閉館してしまった神奈川県立近代美術館、鎌倉館。鶴岡八幡宮の境内、平家池のほとりに池にはりだし池に浮かぶようにひっそりとたたずんでいる建物。決して主張しすぎることなく、まわりの風景と見事に調和した美しい建物は、実は世界的にも日本の近代モダニズムを代表する建築として知る人ぞ知るの名建築なのです。現代建築の巨匠、ル・コルビジェの事務所で修行したといわれる建築家 坂倉準三氏の手によるもの。建物の中をのぞいておきたかったのですが、機会を逸したまま閉館してしまいました。悔やまれる!!
コンセプトは 「無限発展の美術館」 もともとル・コルビジェが発表したコンセプトを踏襲したもので 外からではわかりませんが中庭を中心に展示室などのさまざまな機能が取り囲むように配置されているとのこと。師であるル・コルビジェ自身もこのコンセプトを 国立西洋美術館で実現しているとのこと。
発展は無限ではなく閉館してしまいましたが 建物は取り壊されず 必要な耐震工事を行って保存される方針とのこと。ただし利用については未定。
せっかくの建物、有効活用してほしいものです。
建物だけで魅了される、凝った建築もそれはそれで素敵ですが、、モダニズム建築のようなさりげない美しさにより魅かれるボクなのです。
#My favorite buildings
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