ザ・サウンド オブ わんわん The sound of wan wan

ベルジアンシェパードグローネンダールのズースです。

パール、危機を乗り越え、無事14歳の誕生日を迎える

2022年11月20日 | 犬たちのこと
元気になったパールです。


先々週の、11月7日、パールの具合が急に悪くなりました。
朝は普通にご飯を食べました。でも、なんだか力ないなあとは思っていました。
午後、私が外出から帰ると、様子がおかしいのです。
脚がよろよろして、ぼうっとした感じ。
去年の年末に脳梗塞のような症状になった時と似ていると思ったので、再発かなあと目を見てみましたが眼振はありません。
それから数日間、ぐったりして全く食べませんでした。力なく横たわって眠るばかり。
時折よろよろ起き上がって水は飲んでいましたが、ぼんやりしていて意識のレベルが明らかに落ちている感じ。
鼻がズルズル音がして、血の混じった鼻水が出ていました。
クシャンとくしゃみすると、薄い血の色の鼻水が飛び散ります。
ぐったりして呼吸が苦しそう。食べない。今まで数々の不調を克服してきたパールですが、もうここまでかと覚悟しました。歳が歳ですので…

同時に仕事でどうしても毎日外出しないといけなくなり、具合の悪いパールを置いていくのはつらい。後ろ髪引かれる思い。ほんとに困り果てました。

ところが奇跡のパール。
1週間たち回復してきました。少しずつごはんを食べるようになり、鼻のズルズルもおさまってきました。立てなかった足がしっかりしてきて、
玄関の段差をぴょんと乗り越えるようになりました。

そして、11月17日、無事14歳の誕生日を迎えました。



回復後のパール。
この写真みて、娘が「うわあ、100歳のおばあさんみたい」と言いましたが、実際そのくらいなのかな。

ズースは元気です。秋の散歩を楽しんでいます。







犬の日・小さい店の料理・富士日記

2022年11月01日 | 犬たちのこと
今日はわんわんわん(111)で、犬の日だそうですので、うちのわんたちの写真をのせます。
これは今朝の写真。雨降りで散歩が少なく、ちょっとつまらなそう。
ソファの上がパール。
下がズース。









ここまで、最近のズース。
夫と私、老夫婦の愛を一身に受けています。
ほんとうは、もっと走ったり、いろんな場所に連れて行ってくれる飼い主だとよかったかもしれないけれどねえ。
「ズースが来てくれてほんとによかった」が、私たち夫婦の合言葉。







パールは足が弱くなってきて、トボトボとお散歩しています。
もともと筋肉質で、去年は山の上までズースについて上がっていたのに。
寡黙で静かなパールだけど、なんでもわかっているのです。
老犬のかわいらしさを日々教えてくれるパールです。

🐶🐕 

先日初めて行ったおいしいお店。
うちの近くで通るたびに気になっていた「小さい店 良」のお料理。ネットの評価も高いのです。





写真の順番が逆ですが…。
懐石料理ですが、高級な食材を使っているわけではなく、でも、一品一品が丁寧でオリジナリティがあります。みかんの上に炙った鱧がのせてあったり。
店長の良さんは、可愛らしいお坊さんのような感じのかたでした。





毎日がつまらなくて、日常のあれこれがめんどくさくてやる気がなくなったときに、これを読みたくなります。
不思議と力が蘇ってくる魔法の力がある本。
武田泰淳・百合子夫妻の山小屋での日々を、百合子さんの飾りけない筆致で綴られた何気ない本なのです。
あまりに素っ気ないほどの普段着の文体と内容に、なにこれ、つまんない、と思う人も多いでしょうし、逆に私のように力をもらう人もたくさんいるでしょう。
作家の川上弘美さんが愛読されていると読んだことがあるような… 
田村俊子賞を受賞している本だそうです。

これの中巻で、愛犬ポコが死んでしまうところがあります。その死に方がかわいそうで、ある意味飼い主の不注意なので、最初読んだとき腹がたったのです。なんて無神経なことをするんだろう?と。
そこのところは嫌いでした。
でも、よく読み直すと、飼い主(武田泰淳夫妻)の心情も伝わってきて、仕方なかったね、という気持ちになりました。