今日、夕方の散歩は、いつものコースより少し足を伸ばして、久しぶりに住吉川に行きました。六甲山から流れ出る住吉川は、急流で雨のあとはごうごうと音を立てて流れるので、ズースは怖がって近づきませんでした。
見知らぬ人から声をかけられたりしながら少し川を眺めて休憩しての、帰り道、ふと、ずいぶん遠くまで来てしまったような感覚にとらわれました。今まで味わったことのないような心もとないような不思議な感覚でした。
住吉川はニケやパールを連れて何度も来ました。ニケやパールが若くて元気な頃は、川沿いの道を海まで歩いたこともあります。そんな馴染みの場所のはずなのに、何故だろう?
確かに、ニケ、パールが次々と歳をとり調子悪くなって、遠くまで散歩できず、ここまで来たのは、何年かぶりではありました。
それにしても、この、まるで知らないところにきたかのような、夢の中で迷っているかのような心細さは?
そうか、私もそれだけ歳をとったということか?この距離を遠くに感じるようになったのかもしれない。
私は「ホーム」から離れることを嫌がる年齢になってるのか?
いや、この景色が久しぶりすぎて慣れてないだけか?
あれこれ考えて心が千々に乱れたまま帰路を急ぎました。
距離にするとどのくらいかわからないけれど、スマホのアプリによれば、この夕方の散歩だけで10000歩ほどでした。
あの気分は老化の一種だろうか?
冒険心の欠如もはなはだしい。
こんなことで行きたいと思ってる海外旅行なんてできるんだろうか?
夫の郷里の味「桃カステラ」。夫がふと食べたくなって、桃の節句でもないのに注文しました。
万月堂の桃カステラは、大きい。
カステラの上を覆っている桃をあらわす砂糖菓子は、とても甘くて、以前知り合いに差し上げたら、それをとり去って食べていると言っていました。その気持ちもわかる。からだに悪そうな気がするほど甘い砂糖の塊です。しかし、慣れるとこれがあっての桃カステラなのです。
万月堂のは、砂糖菓子の部分もどこか上品な爽やかさがあり、とてもおいしいです。
色々な思いが入り混じったんでしょうね。
私もまた少し長めのお散歩をノアとするようになって、様々な思いにかられ、心がざわつくことがあります。
バレンシアまで是非、いらしてください。
首を長くして、お待ち申し上げております
心は生き物だから、浮いたり沈んだりしますよね。
犬と歩いてると、少し瞑想みたいな感じにぽこぽこいろんなことが湧き上がってきたりね。
バレンシアに行けたらいいな。でもズースがひとりぼっちになって、かえってどこにも行けなくなっちゃったなあ、と悩みます。