スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

柳田泰水さん投稿記事の紹介(前編)

2022-03-05 09:00:00 | 月刊吟道への投稿原稿

オミクロンウイルスに対し、一人ひとりが自粛・注意し乗り切りたい、いつも通りブログ発信します。

   港が見える丘公園でウグイスぎんえいの面々

私たちは、横浜市障碍者文化センターラポールで

「福祉吟詠教室(愛称ウグイスぎんえい)」を開催し、

吟詠を楽しんでいます。その仲間で、青空吟詠教室を開催しました。

その様子を、柳田泰水さんが日本吟道月刊誌「吟道」に投稿、

2022年(令和4年)3月号に掲載されました。

ウグイスぎんえい教室の楽しいひと時の記事「青空吟詠教室」

2回に分けて転載します。どうぞご覧下さい。先ず第1回目です。

 

第2回「ウグイス吟詠青空教室」開催しました 神奈川・修神会 柳田泰水

はじめに

この「ウグイス吟詠教室」は、

横浜詩歌福祉吟詠同好会(愛称・ウグイスぎんえい)と称し、

横浜市内で鋭意教室を重ねています。

今回「第2回・青空吟詠教室」は、教場長の指方順一郎が、

実母逝去に伴う長崎帰郷で不在の中、ウグイスぎんえいの7名で開催。

会場を横浜でも有数の名所「港の見える丘公園」に設定して

11月25日午後1時集合で計画。

晩秋の好天気に恵まれましたが、

片麻痺の仲間各々後遺症の影あり、集団行動の厳しさ、

難しさを垣間見る約2時間半の様子を紹介いたします。

集 合

午後1時「元町中華街」駅を予定。

しかしながら参加予定の7名は、

駅の前方と後方の改札口に分散集合・・・

「文明の利器(スマホ)」を活用して、

ようやく「港の見える丘公園」に集合できたのは、

午後2時を過ぎていました。

集合場所 

みなとみらい線終点「元町中華街」前方改札口を出た地上、

マリンタワー等を望む「アメリカ公園」付近に午後1時・・・

ところが7人の仲間の笑顔がそろったのは…

教室の内容

「港の見える丘公園」ローズガーデン付近は、

コロナ禍にも拘わらず観光客多数!

7名は「お口の準備運動」と、

課題吟「はばたけ吟のつばさで」を片手に・・・

時計は3時を過ぎていました。

第1回はここまでです。

次回またお会いしましょう。 

 

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徳富蘇峰「吟詠訓」の紹介(3回シリーズの3回目)

2021-07-31 09:00:00 | 月刊吟道への投稿原稿

 

前回に続いて今回の3回目でおしまい。

徳富蘇峰吟詠訓

第9項:音声は丹田より発し、抑揚頓挫は自然なるを要す事。

 注⑫丹田(へそ数センチ下で気の集まる場所)

 注⑬抑揚頓挫(よくようとんざ、

   声の調子を上げ下げして変え、勢いを変えたりすること)

第10項:詩吟はあくまでは晴朗豪快なる声を尚ぶ。苟も俗媚なる節声を持ちざる事。

 注⑭苟も(いやしくも、間に合わせ)

 注⑮俗媚(ぞくび、こびる)

 注⑯節声(節回し)

第11項:吟者は謹慎なる態度を以って、心なき吟詠を慎む事。

 注⑰謹慎(控えめ)

第12項:常に摂生を重んじ、健康に留意し、発声訓練を怠るざる事。

 注⑱摂生(過度な飲食を慎み健やかな身体を維持するよう努める)

以上が第9項から12項までです。今回で徳富蘇峰吟詠訓は終わりです。

ではまたお会いしましょう。

 

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徳富蘇峰「吟詠訓」の紹介(3回シリーズの2回目)

2021-07-17 09:00:00 | 月刊吟道への投稿原稿

 

前回の続きです。

公益社団法人日本吟道学院発行の月刊誌「日本吟道」令和2年4月号に

千葉県吟道会所属SK氏が徳富蘇峰吟詠訓全12項を投稿されていました。

彼は原点に帰ることも大切である、との前書きで投稿されていました。

私も同様で「目から鱗がが落ちる」ことが2,3ありました。

そこで、記載されていた全12項を4項づつ3回に分けて紹介しますので

どうぞ各項を十二分味わってください。今回は2回目。

徳富蘇峰吟詠訓

第5項:多きに過ぐべからず。聴衆の希望の未だ絶頂に達せざる以前に打ち切るべき事

第6項:大衆の聴者には、なるべく平易通俗なる詩を選ぶべし事。

 注⑨平易通俗(世間一般の方に分かりやすく親しみやすいこと)

第7項:博聞強記を以って誇りとせず、手控えを携えて出場すべき事

 注⑩博聞強記(はくぶんきょうき、広く物事を聞き知って、良く覚えていること)

第8項:新陳代謝の必要は、詩になきも、新作に気を付け、恒に之を取り入れる事に

油断あるべからざる事。

 注⑪新陳代謝(古いものが新しいものに次々に入れ替わること)

以上が第5項から8項です。続きは次回に。

ではまたお会いしましょう。

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徳富蘇峰「吟詠訓」の紹介(3回シリーズの1回目)

2021-07-03 09:00:00 | 月刊吟道への投稿原稿

 

公益社団法人日本吟道学院発行の月刊誌「日本吟道」令和2年4月号に

千葉県吟道会所属SK氏が徳富蘇峰吟詠訓全12項を投稿されていました。

彼は原点に帰ることも大切である、との前書きで投稿されていました。

私も同様で「目から鱗がが落ちる」ことが2,3ありました。

そこで、記載されていた全12項を4項づつ3回に分けて紹介しますので

どうぞ各項を十二分味わってください。

徳富蘇峰吟詠訓

第1項:詩の読法を吟味し、正確にすべき事。

 注①読法(どくほう、読み方)

第2項:詩は風教に益あり、人の精神を涵養し、性情を陶冶し、気象を

清爽ならしむるものを選択すべき事。

 注②風教(徳によって人民を良い方へ導くこと)

 注③涵養(自然に水がしみこむように徐々に教え養うこと)

 注④性情(内面的な心)

 注⑤陶冶(とうや、人格や能力を鍛え上げること)

 注⑥気象(人の性格や気質を指して用いられ、現在の「気性」と同じ意味)

 注⑦清爽(清くさわやかなこと、さっぱりして気持ちが良いこと)

第3項:詩を吟ずるには、先ずその作家の何人なるか、いかなる場合に作りたるか、

何故に作りたるかを明らかにし、その作者に代わりて之を唱吟する心得あるべき事。

第4項:詩を吟ずるには、千篇一律ならざるよう、その詩の個性を生かすべき事。

 注⑧千篇一律(たくさんの詩文を同じ調子で吟じること)

以上が第1項から4項です。続きは次回以降に。

ではまたお会いしましょう。

 

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「月刊吟道」への投稿原稿(「中途障害者仲間で詩吟発表しました」)の転載(2回連載の後編)

2020-04-25 09:00:00 | 月刊吟道への投稿原稿

新型コロナウイルス蔓延に対して、一人ひとりが自粛・注意を

はかり乗り切りたいものです。いつも通りブログは発信します。

私たちは、横浜市障碍者文化センターラポールで、「福祉吟詠教室(愛称ウグイスぎんえい)」を開催し、

吟詠を楽しんでいます。

その横浜市ラポールで、令和元年芸術劇場参加募集がありました。(要は、簡単に言いますとラポール秋祭りですね)

私たちは

①お口の準備運動「五十音/北原白秋」、➁(詩吟の定番)「川中島」、③(唱歌入り詩吟)「ウサギと亀」、

④「私と小鳥とすずと」を演目として、令和元年11月23日出演・発表しました。

その様子を、一緒に出演した柳田泰邦(雅号泰洲)さんが日本吟道月刊誌「吟道」に投稿され、

2020年(令和2年)3月号に掲載されました。

当時の皆さんの気持ちが入っていますので、記事「中途障害者仲間で詩吟発表しました」

を2回に分けて転載しますので、どうぞご覧下さい。 今回は第2回目です。

 

中途障碍者仲間で詩吟発表しました>>>>後編です

                         修神会(神奈川) 柳田泰洲

・・・・・・

令和元年(2019年)の芸術劇場(11月23日勤労感謝の日)発表報告

(発表模様写真―1)

★ 舞台の7名は夫々セリフ有り、約30分の舞台盛り上る)

【発表内容】(概要);①(変形アイウエオ)と(お口の準備運動)(観衆と共に発声練習)

     ➁「川中島」(頼山陽)七名(内・修神会会員4名)の合吟。

     ③「兎と亀」(観衆と共に歌う童謡・唱歌と七名の合吟)

     ④模範独吟「私と小鳥とすずと」(指方龍順教場長)

おわりに

この芸術劇場での発表は、シナリオ(台本)を元に舞台の各位がセリフを熱演し観衆との距離を近づける約30分間。

この成果は、中途障害者のお声のリハビリとし、毎月3~4回、約2時間練習・努力の賜物です。

マイクの前に直立不動の姿勢で熱演した障害者の皆さん、この貴重な「詩吟・合吟」を通して

「吟道精神」に触れ、笑顔で明るい交流時間。

今年で3年目、各年反省・総括と努力を重ね、詩吟能力も向上しています。

 この様に様々な後遺症に苦しむ障害者が『詩吟』に触れあう貴重な場であり、

更には毎年お客さん(観衆)が増加しており、関係者や応援者に心から感謝しています。

この模様(映像)は「指方順一郎ブログ」またはhttp://blog.goo.ne.jp/junsashikata

以上おわり                  日酸TANAKA教場/柳田泰洲

 

第2回後編」はこれでおしまいです。

次回またお会いしましょう。

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