太平記の一節を吟じました。
落花の雪に踏み迷ふ、交野の春の桜狩り、
紅葉の錦を着て帰る、嵐の山の秋の暮れ、
一夜を明かすほどだにも、旅宿となれば物憂きに、
恩愛の契り浅からぬ、我が故郷の妻子をば、行末も知らず思ひ置き、
年久しくも住み馴れし、九重の帝都をば、今を限りと顧りみて、
思はぬ旅に出で給ふ、心の中ぞ哀れなる。
ある方が「太平記の一節が日本で一番美しい文章」として私に紹介されました。
そこで、私なりに詩吟につなげる為に、5回に渡り、文章そのもの、詩の意味、
朗読、そして最後に詩吟まで、試行錯誤で挑戦してみました。
何回も素読して、吟じてみましたら、すっかりこの文章のとりこになったようです。
但し、日本で一番美しい文章の定義は、私が調べた限りありませんでした。
自分の琴線に触れるかどうか人それぞれだと思います。
では以下のyoutubeに詩吟を掲載して、太平記の項を終わります。
5回に渡り愛読頂きありがとうございました。
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