昨日の続きです。
質問:この出席停止処分については、学校側が当該地域の教育委員会に書類を提出し、そして事実確認や保護者への意見聴取などを経て、教育委員会が決めて命令するものであり、処分を受ける側の権利や状況も考えなければいけないので、そう簡単に決められる処分ではないのも分かります。ただ、抑止力の点では協議に値するのではないかと思い、質問をいたしました。
さて、先週の5日、文部科学省は総合的な「いじめ」対策を発表しました。その要旨の中で「いじめ」問題を隠さず的確な対応に努める学校や教職員が評価される考え方を提示とありました。「何をいまさら」と思うわけですが、たとえば、がんの名医の条件は早期発見、適切な早期治療、そして完治させる事だと思います。教職員も同様に「いじめ」を早期発見し、その解消に向けて早期に対応し、そして解消が求められ、そういった教職員が評価されるのは至極当たり前のことです。ややもすると「いじめ」が無かったと報告した教職員の方が高い評価になると言われていましたが、全くナンセンスな評価だと思います。この評価の点で教育長はどのようにお考えか、お伺いいたします。
教育長答弁:一般論で申しますと、評価というのは非常に難しい。うまくやればこれはいい結果をうむ。ただ、互いに納得できない結果であれば、逆に効果の面も持っているわけでございますが、いじめ問題に限らず子供たちの教育に関して、いわゆる教育職にあるものが、なすべきことをきちんとする。そのことを正しく評価する。至極当然。そのように私も考えております。
質問:浪小・浪中は小規模校です。小規模学校では教職員は子ども一人ひとりを把握しやすく、個性に応じた教育活動ができ、また、子どもについての情報の収集が容易で比較的「いじめ」は少ないと言われています。
しかし、現在は携帯電話とかパソコンの普及により電話やメール、さらにはインターネット掲示板と極端に言えば24時間いじめが起きている可能性がある訳です。県教育委員会では「いじめ」に関する実態調査を実施すると聞いております。やはり町教育委員会独自でも原発事故で避難したという事から、特異な「いじめ」に遭いかねない理由がありますので、県内外に避難している小中学生に対し、早急に調査が必要ではないかと思いますが、教育長はどのようにお考えか、お伺いいたします。
教育長答弁:今ほどお話しいただきましたけれども、浪江も小中学校につきましては、比較的目が行き届いていることもございますし、それからそのほかの学校を対象に、学校が把握しているかどうかという範囲ではございますが、そのときに具体的ないじめの事例について報告はなかったという状況ですが、その裏付けはどういうことかというと、遠くに避難している子供たちの様子を把握するため、学校によっては差はあるんですが、月に一度前後、電話で連絡をしています。以前の担任の教諭になります。そういう中での把握でございますが、今後原則的ににはそういった方法によって子供たちの情報を把握し、なおかつそういう中で困ったことなどを出来るだけ相談しやすい雰囲気を作りながら対応していくのが、今のところ考えている方法かなと考えてございます。
この続きは、また次回に
<新聞掲載記事より>
・仮の町「分散型」選択 浪江町長が考え示す 日本災害復興学会最終日 記念シンポ
日本災害復興学会の福島大会最終日は8日、福島市のコラッセふくしまで大会記念公開シンポジウムを開いた。パネリストの馬場浪江町長は町外コミュニティー(仮の町)の災害公営住宅を一つの受け入れ自治体の中で複数箇所に分けて建設する「分散型」を選択する方針を示し、受け入れ市町村と調整していく考えを明らかにした。
浪江町はいわき市、南相馬市の一帯、中通りなどに仮の町を整備する考えで、用地や規模などについて関係市町村と協議を進めることにしている。
馬場町長は仮の町について「避難先と連携し、町民が地域に溶け込むような形で整備したい」と説明。受け入れ側に配慮するため、分散型を採用する考えを示した。
仮の町整備とともに賠償の着実な実施、除染の加速、健康管理の徹底を重要課題に挙げた。
質問:この出席停止処分については、学校側が当該地域の教育委員会に書類を提出し、そして事実確認や保護者への意見聴取などを経て、教育委員会が決めて命令するものであり、処分を受ける側の権利や状況も考えなければいけないので、そう簡単に決められる処分ではないのも分かります。ただ、抑止力の点では協議に値するのではないかと思い、質問をいたしました。
さて、先週の5日、文部科学省は総合的な「いじめ」対策を発表しました。その要旨の中で「いじめ」問題を隠さず的確な対応に努める学校や教職員が評価される考え方を提示とありました。「何をいまさら」と思うわけですが、たとえば、がんの名医の条件は早期発見、適切な早期治療、そして完治させる事だと思います。教職員も同様に「いじめ」を早期発見し、その解消に向けて早期に対応し、そして解消が求められ、そういった教職員が評価されるのは至極当たり前のことです。ややもすると「いじめ」が無かったと報告した教職員の方が高い評価になると言われていましたが、全くナンセンスな評価だと思います。この評価の点で教育長はどのようにお考えか、お伺いいたします。
教育長答弁:一般論で申しますと、評価というのは非常に難しい。うまくやればこれはいい結果をうむ。ただ、互いに納得できない結果であれば、逆に効果の面も持っているわけでございますが、いじめ問題に限らず子供たちの教育に関して、いわゆる教育職にあるものが、なすべきことをきちんとする。そのことを正しく評価する。至極当然。そのように私も考えております。
質問:浪小・浪中は小規模校です。小規模学校では教職員は子ども一人ひとりを把握しやすく、個性に応じた教育活動ができ、また、子どもについての情報の収集が容易で比較的「いじめ」は少ないと言われています。
しかし、現在は携帯電話とかパソコンの普及により電話やメール、さらにはインターネット掲示板と極端に言えば24時間いじめが起きている可能性がある訳です。県教育委員会では「いじめ」に関する実態調査を実施すると聞いております。やはり町教育委員会独自でも原発事故で避難したという事から、特異な「いじめ」に遭いかねない理由がありますので、県内外に避難している小中学生に対し、早急に調査が必要ではないかと思いますが、教育長はどのようにお考えか、お伺いいたします。
教育長答弁:今ほどお話しいただきましたけれども、浪江も小中学校につきましては、比較的目が行き届いていることもございますし、それからそのほかの学校を対象に、学校が把握しているかどうかという範囲ではございますが、そのときに具体的ないじめの事例について報告はなかったという状況ですが、その裏付けはどういうことかというと、遠くに避難している子供たちの様子を把握するため、学校によっては差はあるんですが、月に一度前後、電話で連絡をしています。以前の担任の教諭になります。そういう中での把握でございますが、今後原則的ににはそういった方法によって子供たちの情報を把握し、なおかつそういう中で困ったことなどを出来るだけ相談しやすい雰囲気を作りながら対応していくのが、今のところ考えている方法かなと考えてございます。
この続きは、また次回に
<新聞掲載記事より>
・仮の町「分散型」選択 浪江町長が考え示す 日本災害復興学会最終日 記念シンポ
日本災害復興学会の福島大会最終日は8日、福島市のコラッセふくしまで大会記念公開シンポジウムを開いた。パネリストの馬場浪江町長は町外コミュニティー(仮の町)の災害公営住宅を一つの受け入れ自治体の中で複数箇所に分けて建設する「分散型」を選択する方針を示し、受け入れ市町村と調整していく考えを明らかにした。
浪江町はいわき市、南相馬市の一帯、中通りなどに仮の町を整備する考えで、用地や規模などについて関係市町村と協議を進めることにしている。
馬場町長は仮の町について「避難先と連携し、町民が地域に溶け込むような形で整備したい」と説明。受け入れ側に配慮するため、分散型を採用する考えを示した。
仮の町整備とともに賠償の着実な実施、除染の加速、健康管理の徹底を重要課題に挙げた。